銀行からの転職先として人気があるのが外資系企業です。銀行での仕事ではこれ以上の成長は見込めないと感じ、更なるキャリアアップのために外資企業への転職を決める方が多いです。
外資系企業と聞くと「成果主義」「給料が高い」「大変そう」というイメージを持たれる方が多いと思います。実際に外資系企業の大きなメリットは以下の3点です。
- 実力が性別や年齢に関係なく評価される
- 給料が高い
- プライベートの時間がしっかりと確保できる
最近やっと銀行でも年功序列を廃止するところも出てきましたが、依然として年功序列が残っており、実力があってもその力を発揮できません。
外資系企業ではそういったことは一切なく、若手がプロジェクトリーダーとして活躍しているなんてことは普通です。
外資系は給料も高いのも魅力の一つです。外資系企業の平均年収は800万円程度あり、転職後は銀行よりも給料が高くなるケースが多いです。
また、外資系企業はオンとオフがしっかりとされており、長期休暇も周りの目を気にすることなく取ることができます。
実力がある人ほど外資系企業へ転職をする理由がよくわかりますよね。今回は実際に銀行から外資系IT企業へ転職した女性の事例を紹介させていただきます。
銀行を退職して外資系IT業界へ転職したいと思った理由
私は現在30代女性で29歳まで銀行に勤めていました。現在勤めているのが外資系IT企業でマーケティング関連の仕事をしており、マネージャーのポジションです。
私の周りには外国人や外資系企業に勤めている方が多くいました。日系企業の良さは理解していましたが、悪さも感じていました。私が転職を決めた主な理由は以下の3点です。
- 自分の時間も確保して自由に働きたいと思った
- 女性は銀行でキャリアアップしにくい
- 銀行で働いててもこれ以上は望めないと感じた
自分の時間も確保して自由に働きたいと思った
一番の理由はもっと自由に働きたいと感じたことです。銀行は基本的には土日祝日は休みですがそれ以外の日は基本的には休めません。
長期休暇なんてもってのほかです。有休を使いたくても使えない人がほとんどです。そのため、もっと自由に仕事がしたいという思いあり転職を決意しました。
女性は銀行でキャリアアップしにくいと感じた
また、銀行は年功序列の縦社会、そしてまだまだ男社会です。男性の方が昇進していくスピードはやっぱり速いです。
そのため、女性であること(飛び抜けた学歴もなく)でまだまだ活躍の幅が狭まる感も否定できなかったのも理由の一つです。
銀行で働いててもこれ以上は望めないと感じた
この先、プロモーションがどこまでできるのか、と考えた時に天井が見えてしまい、業界で働く面白さをなくしてしまったことも理由の一つです。
優秀な方はとても多くいましたが、銀行の性質上仕方ありませんが、オープンとは言い難く、まだまだ昔気質の日本が残る就労環境でした。
上記の理由があっての転職のため、「新しい世界」を目指しました。そのため外資系のIT企業への転職を希望しました。
マーケティングには以前から興味があったので、きちんとマーケティングロールが存在する外資系へと必然的に選択は狭まりました。
外資系企業はもちろん、英語を使用した就労は初めてでしたが、一念発起の転職だったため、飛び込んでみよう!という気持ちの方が勝りました。
全てが初めてであり、覚えることも多く決して簡単でも単純でもなかったですが、逆に全てが初めてだったため、一つのことにこだわらず走り切った気がします。
外資系IT業界での仕事内容と銀行との違いを紹介
私のしている仕事はマーケティングです。根底は製品を広く世に広め、消費者(お客様)が気持ちよく購買行動ができるしくみ作りに尽きると思います。
その中でもB2Bにおいては様々なメディアを通したキャンペーン活動や記事広告、セミナーなどを通してブランド認知度の向上を基盤として新たな顧客獲得を目指しています。
銀行との違い
銀行との違いについては、外資企業のため、日本オフィスはあくまでも支社になり、日本で物事が完結することはまずありません。
そのため、海外に居る上司やチームメートと共に会議をして進めていく必要があります。
もちろん外資企業にも「政治」はありますが、そのスケールは日本だけに収まらず、グローバルを視野に入れた根回しが必要になります。
もう1つ大きな違いは自由度です。IT業界ということもあると思いますが、かなり自己が許されます。
団体より個に重きをおく傾向が強いため、夏や冬の長期休暇などは1ヶ月などはザラにいます。これは会社にもよります。
休暇を「とらせていただきます、ご迷惑をおかけします」ととるのではなく、当たり前の権利として受け止めています。
この認識は休暇取得に限らず、様々な箇所で垣間見れます。それぞれが個に重きを置く時、その個はチームメイトの個も大切にするので、実は銀行よりスムーズに物事が進みやすいと感じます。
銀行から転職して良かったこと悪かったこと
私が転職して良かったと感じるのは、自分が夢見た生活に今の自分がいることです。本当にたわいもないことですが、カフェでノートパソコンで仕事ができるのが最高です。
広い世界を見たいという欲求が強くあったため、現在の様々な人種がいる就労環境がとても好ましいです。
また、銀行にいた時より給与も上がっていますし、プロモーションの機会も増えたと考えます。
外資系企業なので、様々な人種の様々なバックグランドの同僚がいて、また世界から集まる優秀な人材と意見をかわし、プロジェクトを進めていくことに楽しさと誇らしさ、喜びを感じて仕事をしています。
マーケティング職のため、社外部の方々とのやりとりも多く発生し、多くの方と仕事を通しての出会いがとても楽しいです。
銀行から外資系への転職を希望する方へのアドバイス
やはり大切なのは履歴書をきちんと作成することです。これは、特に外資系への転職をお考えの方には強くお勧めします。
また、早い段階でエージェントへのコンタクトを行い、信頼できる方を何人か獲得することで、新しいポジションの出会いの機会は大きく広がります。
ご自分が銀行でやられたこと、そしてその成果をまとめておくことで、業界や業種がことなるポジションへの応募にも対応できます。
そのポジションで求められていることを把握し、少し書き換えることで応募要項を満たすことができるかと思います。これらはエージェントにアドバイスを仰ぐと良いと思います。
最近はオンラインでの転職活動が盛んになっています。作り上げた履歴書を転職サイトへアップロードすることをお勧めします。
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