地元で就職して働きたいので地方銀行で働きたいと思っている方、地方銀行員の給料ってどのくらいか知っていますか?
銀行なので給料は高くて安定しているなんてイメージがあるのではないでしょうか?
また、結婚生活と仕事の両立を考えた場合、どんな感じなのかな?と気になっている方、結婚を考えた場合、ある程度の収入がないと生活していけませんからね。
そんな地方銀行の結婚生活について私自身や周囲の行員がどんな生活だったのかをお伝えします。
ただし、地方銀行は数多くあり、働きやすいところもあれば働きにくいところもあるようです。あくまで一例として読んでいただければと思います。
地方銀行員の給料と残業代の実態について
2021年3月時点で地方銀行は全国に62つあり、第二地方銀行は38つあります。ですので、どこで勤めるかによって年収は大きく違います。
平均年収
地方銀行全体の平均年収は630万円程度ですが、銀行によって年収は大きく違います。中には平均年収が1,000万円を越える銀行もあるようです。
全体の平均年収が409万円と言われていますので、銀行員の年収は高いという事がわかります。
年代別にみると以下の通りです。
- 20~24歳:349万円
- 25~29歳:435万円
- 30~34歳:477万円
- 35~39歳:545万円
- 40~44歳:612万円
- 45~49歳:685万円
- 50~54歳:734万円
- 55~59歳:728万円
定年まで勤めあげることができれば高収入が期待できます。ただ、年収が一定以上に上がるためには役職に就く必要があります。
出世コースに乗って支店長になることができれば1,000万円を超えることもできますが、そうでなければ40代で昇給はほぼストップしてしまうようです。
実際に私がいた支店でも40代で役職に就くことができず一般行員であった先輩がいました。その人が言うには給料は昔より増えているどころか減っていると言っていました。
地方銀行では何かの役職には全体の約6割の方が就くことができますが、支店長となると1割程度の方しか就くことができませんので大変さがわかると思います。
地方銀行員の結婚生活はどうなってる?
地方銀行に勤めている方のほとんどは地元出身の方で、実家に住んでいるという方が多いです。結婚しても他県に引越しをするなんてことはほとんどありません。
支店は基本的には県内にありますので、転勤に伴う引越しをすることもありません。
ですので、地元で働き続けたい、生活をしたいという方にピッタリだと思います。ただ、どこの支店に配属されるかで通勤時間が大きく異なります。
平日は家族とすれ違い生活
入社してすぐは住まいから近い支店に配属されますが、ある程度の年数が経過すると自宅から遠方の支店に配属されることもあります。
そうなると通勤時間が片道2時間なんてことも。始発の電車に乗って出勤し、帰宅は22時過ぎなんてことも多いようです。
そうなると結婚して夫婦になったとしても平日は家に帰って寝るだけの生活が続いてしまいます。
子どもとも平日はすれ違いの生活を送ることになってしまいます。朝は子どもよりも早い時間に起きて出社、夜は子どもが寝ている時間に帰宅。
ただ、土日祝日は休みでカレンダー通りですので日々の予定は立てやすいとは思います。
銀行員同士の結婚生活のスケジュール
あるパパの1日のスケジュールを紹介します。
5:00 起床、身支度、朝食
6:00 電車に乗って出勤
8:00 支店に到着
19:30 退社
22:00 帰宅
こんな生活が自宅から遠い支店に配属された場合は3年間続きます。本当に自宅と職場の往復の毎日となるでしょう。
銀行員同士の結婚の場合はどちらか一方が退職することが多いですが、最近では共働きするご家庭も多いです。
女性行員までこんな過酷な働き方をすることはありませんので安心して大丈夫です。
最近では時短勤務やフレックスタイム制を導入している職場もあるようですので、しっかりと確認してみるといいと思いますよ。
地方銀行員の給料と生活のまとめ
地方銀行員の給与や結婚生活について参考になりましたでしょうか?地方銀行員給与は給与の面では比較的安定していますし給与水準も高いです。
ただ、それに伴う代償もまた多い職業です。男性の場合は朝早くから夜遅くまで仕事をするので、帰宅後に家族団らんなんて生活を送ることは難しいと思います。
そのような状況でも家族のためと頑張っている銀行員は多いです。私の上司は家族がいるからこの仕事を頑張ることができると言っていました。
家族がいなければこんな辛い仕事絶対に辞めているなんて毎日言っていました。
これから地方銀行への就職を目指すという方はこういった現実も踏まえた上で就職するかどうかを決めていただければと思います。
安定職で楽々のんびりなんていかないのが実情です。
コメント