「農協で頑張ってきたけれどもう辞めたい」
「給料も低いしノルマも多いし転職したい」
そう思っている人はめちゃくちゃ多いです。噂では聞いていたけれど、こんなに大変だとは思わなかったという話をよく聞きます。
想像と違ったからと言って農協を辞めることは簡単ですが、心配なのは転職に成功することができるかですよね。
結論から言うと、農協を辞めても問題なく転職できます。
逆に農協で働くことができたのであれば、どこに行っても働けます。農協に就職したものの転職をしようか悩んでいるという方の参考になればと思います。
農協に就職した人が辞めたくなる理由
一言で農協と言っても全農(全国単位)と単協(市町村単位)では仕事内容も異なりますし給与水準も異なります。ここで農協と言うのは単協だと考えて下さい。
給料が低い
農協職員の給料は低いです。農協の平均年収は320~430万円と言われています。金額に幅があるのは農協は高卒の方も多いことが理由の一つです。
国税庁の「令和3年 民間給与実態統計調査」によると日本の平均年収が443万円とされていますので給料の低さがよくわかると思います。
特に入社すぐなんていうのは給料は低いのに仕事量は多くて大変です。バイト時代と給料が変わらないなんてこともあるようです。
役職に就くことができれば役職手当がつきますが、それまでに何年も安い給料で働き続けなくてはいけません。
ノルマが多い
農協はノルマが多くて大変です。共済保険の販売もしないといけませんし、購買品の販売もしなくてはいけません。とにかくやることが多いです。
一番きついのはノルマが達成できない時に自爆営業をしないといけないこと。自爆というのは自己負担で商品を購入して売上を上げることです。
給料が低いのにも関わらず、自爆営業なんてさせられたら毎月残るのはバイト並みの給料だけです。
農協で金融商品は全て入らされる
農協では数多くの金融商品を取り扱っています。それらに全て入らされます。共済保険はもちろんのこと、自動車保険やローンまで自社で組まされます。
普通なら競合他社と金額や金利などを比較して決めたいところなのですが、有無を言わさず入らされます。
他社と比較して安いのであればメリットもありますが、安いことはまれです。安い給料なのに高い自社商品を契約させられるというわけです。
農協の将来性が不安
日本の農家数は減少傾向にあり、農家数の減少に伴い、農協も減少しています。農家数が減少している主な理由としては、高齢化や後継者不足、都市部への人口移動などが挙げられます。
また、農業の生産構造が変化していることも、農協の数が減少する原因の一つです。
特に規模の大きな農家や企業化した農業生産者は、自己資金で設備や資材を調達するために、農協に頼る必要がなくなってきています。
最近では農協に所属しない農家も増えてきています。そのため、収益を確保することが年々難しくなっており、将来性に不安を感じて転職する人も多いです。
農協を辞めても問題なく転職はできる!
辞めたいと思って親や友達に相談したけれど、せっかく農協に就職したのにもったいないなんて言われた方もいるのではなでしょうか?
地方であれば転職先も少ないという事情もあり、転職に反対されるなんてことも多いようです。
ただ、そんな実情も知らない人の意見に惑わされる必要はありません。転職するのであれば早い方がいいです。逆に若いうちに転職をしないと転職できなくなってしまいます。
20代であれば将来性が評価される
転職するならば早い方が良いです。特に大学を卒業して3年目くらいまでであれば第二新卒で採用されやすいです。
このまま農協で働き続ける覚悟があるのであれば問題ありませんが、そうでないなら20代のうちに転職をする方が転職先を選べますのでメリットは大きいです。
転職を考えていたけれどズルズルと働き続けて30代になってしまったなんてことになると、転職先の選択肢は少なくなってしまいます。
20代であれば異業種への転職も可能ですので、金融業界はもう嫌だという方も安心して下さい。
農協で働いていた経験はプラスに働く
農協で働いていたということは転職活動でプラスに働きます。社会人に必要となるマナーは身についていると判断してもらえるからです。
企業側は第二新卒を積極的に行っています。その理由は新卒よりも社員を育てるのが楽だと考えていることが理由の一つです。
新卒で採用して一から育てるよりも、コストも時間も短縮できるのが理由というわけです。
また、農協は地域の方々と密接な関係があるため、地域住民とのコミュニケーション能力が求められます。
農協で働いていれば自然とコミュニケーション能力は身に付きますので、これも転職活動ではプラスに働きます。
農協からの転職先としてオススメの業界を紹介!
農協から転職をしたいと考えている方にオススメの業界を紹介させていただきます。
食品メーカーや卸売業
農協での仕事で培った農作物や畜産物に関する知識や技術を生かせる食品メーカーや卸売業への転職が考えられます。
農協での仕事で得た地域とのネットワークを生かして、地産地消に注力する企業での仕事もあります。
地方公務員
農協に就職した理由の一つとして地元で就職したいという考えがあったと思います。ですので、同じように地元で働きたい場合は公務員が選択肢の一つとなります。
地元に優良企業があれば転職先として検討できますが、そうでない場合は地方公務員になるか地元から出るかの選択になると思います。
地方公務員になるためには採用試験を受験する必要があり、多くの自治体では年齢制限を定めています。
転職して公務員になりたいという方は情報収集を早めに行い、対策をする必要があります。
IT業界
IT業界は成長産業であり、今後も成長が見込まれる業界の一つです。転職先としても人気があり、農協からIT業界へ転職する人も少なくありません。
IT業界は人材が不足しているので、20代であれば未経験でも比較的簡単に転職できます。
働き方も自由な企業が多く、フレックスタイム制で業務時間も自分で選択することができます。
数年間働けば独立することも可能ですので地元に帰ってきて仕事を始めることもできます。
未経験でIT業界へ転職できるのか心配だという方はprpgrammer collede(プログラマカレッジ)を利用することをお勧めします。
20代であれば完全無料でプログラミング学習ができるプログラミングスクールです。通常20~30万円程度かかる授業料が全て無料です。
また、就職活動のサポートもしてくれます。覚えることが多く大変ですが、このスクールで2~3カ月しっかりと学習することができればスキルを身につけることができます。
有名企業や大手企業への転職に成功した方も多数いますので、手に職をつけて働きたい方はぜひ利用してみて下さい。
外資系保険会社
転職してとにかく稼ぎたいという方には外資系保険会社がオススメです。農協では保険商品の販売もしてきたと思いますので違和感なく働くことができます。
農協で営業成績を上げ続けることができたのであれば外資系保険会社でも十分成果を上げることができるはず。
給料は年齢に関係なく稼ぐことができますので、20代で年収1,000万円も夢ではありません。キャリアアップを図りたいという思うならオススメの業界です。
最後に
農協で働いた経験やスキルは転職活動に活かすことができます。特に地域の方々と接する中で身につけたコミュニケーション能力は転職活動では大きな強みになります。
自分が行ってきた仕事を考えてみて、どんな経験を積んだのか整理してみると良いでしょう。それがあなたのアピールポイントとなります。
転職を考えている方はまずは転職サイトに登録することをお勧めします。転職サイトの登録は無料でできますので、まずは自分に合った案件があるのか調べてみましょう。
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