フリマアプリでの取引や副業の報酬受け取り、口座番号を伝える場面って意外と多いですよね。
でも「教えて大丈夫なの?」「悪用されたらどうしよう…」って不安になったことありませんか?
実は、口座番号”だけ”なら直接お金を抜き取られることはないんです。
ただし、それでも危険な伝え方をしてしまうと、詐欺の入り口になってしまうケースもあるんですよ。
今回はみなさんが安心して口座情報を扱えるよう、リアルな危険パターンと「これならOK」な安全テンプレートまでガッツリ解説していきます。
口座番号を教えるのはリスク?何が起き得る?

「口座番号を知られたらお金を勝手に引き出される」と思っている人、実は結構いるんです。でも実際のところ、口座番号だけで現金が抜かれることはありません。
ただし、だからといって無防備に教えていいわけじゃないんです。ここからは、口座番号が悪用される”間接的なリスク”と、実際にどんな手口があるのかを見ていきましょう。
口座番号”だけ”では直接引き落とせないが危険はある
まず大前提として、口座番号・金融機関名・支店名の3点セットだけでは、あなたの口座からお金を引き出すことはできません。
だから「番号教えたら即ピンチ!」みたいな心配は、ちょっと誤解があると思ってもらって大丈夫です。
でも、口座番号単体では危険じゃなくても、それを”スタート地点”にして攻めてくる詐欺師がいるんです。

じゃあ番号教えても平気ってこと?安心したー!

ちょっと待って!「だけなら大丈夫」であって、伝え方を間違えると別のリスクが出てくるから油断禁物だよ!
詐欺手口:口座名義・支店名の突合/フィッシング連鎖
ここからは、実際にある詐欺の手口をもう少し掘り下げてみます。まず一つ目が「口座情報の突合(つきあわせ)」です。
詐欺師は、あなたの口座番号と名義を手に入れたら、それが本当に有効な口座かどうかを確認するために、少額(1円とか10円)を振り込んでみることがあるんです。
そこから住所や電話番号を別ルートで調べて、本格的な詐欺電話やメールを仕掛けてくる…なんて流れもあります。
二つ目が「フィッシング詐欺への連鎖」。たとえば、SNSやメールで口座番号を教えた相手が悪意を持っていた場合、その情報をもとに
「○○銀行です。セキュリティ確認のため、ログイン情報を教えてください」みたいな偽メッセージを送ってくることがあるんです。
口座番号自体は”鍵”じゃないけど、「この人にアプローチすれば引っかかるかも」っていう”ターゲットリスト”に載っちゃうイメージですね。
さらに最近多いのが、SNSのDMやコメント欄で「お金払うから口座教えて」と言われて、素直に教えたら実は詐欺グループだった…というパターン。
その口座が後日、別の詐欺で「振込先」として使われて、警察から連絡が来る羽目になる人もいるんです。
絶対NGな口座番号の伝え方3例

ここからは「これだけは絶対にやっちゃダメ!」という伝え方を3つ紹介します。
SNSのDM/公開コメント
まず一つ目が、TwitterやInstagram、LINEのオープンチャットなど、SNSのDMや公開コメント欄で口座番号を送っちゃうパターン。
これ、本当にやめた方がいいです。理由は単純で、SNSってセキュリティがめちゃくちゃ甘いから。
たとえばアカウントが乗っ取られたら、過去のDM履歴も全部見られてしまします。
しかも、SNSの運営会社も基本的にはメッセージの中身まで暗号化してくれてないことが多いので、万が一のデータ流出があったら、あなたの口座情報も一緒に漏れちゃう可能性があるんです。
- アカウント乗っ取りで過去のDMが見られるリスク
- メッセージの暗号化が不十分な場合が多い
- 公開コメントは不特定多数に見られる可能性大
- 削除してもスクショで拡散されるリスクがある
じゃあどうすればいいのかっていうと、口座情報はできるだけメールや、企業が提供している専用フォーム、もしくは暗号化されたチャットツール(後述します)を使うのが基本です。
画像(通帳・キャッシュカード)をそのまま送る
二つ目のNGパターンは、通帳やキャッシュカードの写真をそのまま撮って送ってしまうこと。
特にキャッシュカードの画像は絶対ダメ。カード番号やセキュリティコードまで写っちゃってたら、それだけでネットショッピングに悪用される可能性があります。

えー、通帳の写真送るのって普通にやってたかも…

それ結構ヤバいよ!画像には思ってる以上に情報が詰まってるから、今日から絶対やめてね!
口座番号+住所・生年月日など本人特定情報の同時送付
三つ目のNGは、口座番号と一緒に住所や生年月日、電話番号といった”本人を特定できる情報”を同時に送ってしまうこと。
これ、実は一番危険かもしれません。なぜなら、銀行の本人確認や各種サービスのログインって、「口座番号+生年月日」とか「名前+住所+電話番号」みたいな組み合わせで突破できちゃうことが多いからなんです。
じゃあどうすればいいかと言うと、口座情報と個人情報は”別々のタイミング・別々の方法”で伝えるのがベストです。
ちょっと面倒に感じるかもしれないけど、これが自分を守る最強の防御策なんです。あと、相手から「一緒に送ってくれた方が楽なんだけど」って言われても、ここは譲らない方がいいです。

口座番号の安全な伝え方テンプレ(コピペ可)

ここからは「じゃあ実際どうやって口座番号を伝えればいいの?」という疑問に答えていきます。大事なのは、”必要な情報だけ””安全な経路で””確認しやすい形で”伝えること。
メールで送る場合(ワンタイム共有/マスキング例)
まず一番オーソドックスなのがメールで送る方法。ただし、普通にメール本文に書くだけじゃちょっと不安ですよね。
そこでおすすめなのが「ワンタイム共有リンク」を使う方法です。たとえば、GoogleドライブやDropboxに口座情報をテキストファイルで保存して、閲覧期限を24時間に設定した共有リンクを送る。
もう一つの方法が「マスキング」です。これは、口座番号の一部を伏せ字にして送る方法。たとえば「口座番号:1234-567●●●(●部分は後ほど電話でお伝えします)」みたいな感じ。
これを”二要素伝達”って呼んだりするんですが、セキュリティ意識の高い企業もよく使ってる方法なんですよ。
- ワンタイム共有リンクを使って閲覧期限を設定
- 口座番号の一部をマスキング(伏せ字)にする
- 残りの情報は電話など別ルートで伝える
- 件名に「重要:口座情報」など分かりやすく記載
チャットで送る場合(閲覧期限/削除運用)
次はチャットツールで送る場合。LINEやSlack、Teamsとかですね。これらのツールは便利だけど、履歴が残り続けるのがちょっと怖いところ。
だから、できれば”閲覧期限付きメッセージ”や”自動削除機能”を使うのがベストです。
さらに、チャットで送る場合は”送信前の最終チェック”を徹底してください。これ、めちゃくちゃ大事です。
たとえば、送信ボタンを押す前に「本当にこの相手でいいか?」「余計な情報が入ってないか?」「誤字脱字はないか?」をもう一度確認する。
たった10秒のチェックで、誤送信による情報漏洩が防げます。
どうしても画像が必要なら(黒塗り・解像度)
最後に、どうしても通帳やカードの画像を送らなきゃいけない場合の対処法です。
たとえば、ローンの審査とか公的な手続きで「通帳のコピーを提出してください」って言われることもありますよね。
そういうときは、必ず”黒塗り加工”をしてから送りましょう。具体的には、口座番号と名義以外の部分(住所、電話番号、取引履歴など)を全部黒いペンか画像編集アプリで塗りつぶすんです。
ポイントは、黒塗りする範囲を”ちょっと広めに”取ること。ギリギリのラインで塗ると、画像を拡大したときに文字が透けて見えちゃうことがあるんです。
口座番号が万一、情報が出回った場合の対処

どんなに気をつけていても、「もしかして口座情報が漏れたかも…」って不安になる瞬間ってありますよね。
たとえば、怪しいメールが届いたり、身に覚えのない振込があったり。そんなときは、パニックにならずに冷静に対処することが大事です。
取引停止・口座監視・パスワード再設定
まず最初にやるべきことは、すぐに銀行に連絡して”口座の監視を強化してもらう”こと。
多くの銀行では、不正利用の疑いがある場合に取引を一時停止したり、普段と違う動きがあったらアラートを出してくれるサービスがあるんです。
電話一本で設定できることが多いので、怪しいと思ったらまず銀行のコールセンターに相談してみてください。
次に、ネットバンキングのパスワードを”今すぐ”変更しましょう。もし誰かがあなたのログイン情報を狙ってる場合、パスワードを変えるだけで不正アクセスを防げます。
- 銀行に連絡して口座監視を依頼する
- ネットバンキングのパスワードを即変更
- 取引履歴を確認して不審な動きがないかチェック
- 必要なら口座の一時凍結も検討
相談窓口(銀行/警察/消費生活センター)
自分だけでどうにもならないときは、専門機関に相談するのが一番です。まず頼るべきなのは、やっぱり”銀行”。
各銀行には不正利用専用の窓口があって、被害状況を詳しく聞いてくれた上で、適切な対応を取ってくれます。
次に、明らかに詐欺被害に遭ってる場合は”警察”に届け出ましょう。最寄りの警察署でも受け付けてくれますが、ネット関連の犯罪なら「サイバー犯罪相談窓口」に連絡するのがスムーズです。
あと、意外と知られてないけど”消費生活センター”もめちゃくちゃ頼りになります。
ここは、詐欺やトラブル全般について無料で相談できる公的機関で、「188(いやや!)」に電話すれば、最寄りのセンターにつないでもらえます。

困ったときに相談できる場所があるのは心強いね!

そうだね!何かあったらすぐ相談する勇気も大事だよ!
よくある質問(Q&A)
- 口座番号を教えただけで、お金が勝手に引き出されることはありますか?
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口座番号だけでは、直接お金を引き出すことはできません。銀行の仕組み上、出金にはキャッシュカードの暗証番号やネットバンキングのログイン情報が必要です。ただし、口座番号を知られることで、フィッシング詐欺のターゲットになったり、振り込め詐欺の受け取り口座として悪用されるリスクはあるので、無闇に教えるのは避けましょう。
- SNSのDMで口座番号を送るのはなぜ危険なんですか?
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SNSはアカウント乗っ取りのリスクが高く、過去のメッセージも見られてしまう可能性があります。また、メッセージが十分に暗号化されていない場合もあり、データ流出時に情報が漏れるリスクもあります。公開コメント欄で送ってしまうと、不特定多数に見られる危険性もあるため、SNSでの口座情報のやり取りは絶対に避けるべきです。
- 通帳やキャッシュカードの写真を送る場合、どんな加工をすればいいですか?
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必要な情報(口座番号と名義)以外は、黒塗りやモザイク加工で完全に隠してください。特に住所、電話番号、取引履歴は必ず消しましょう。また、画像の解像度を下げて、メタデータ(撮影日時や位置情報)も削除するとより安全です。スマホの画像編集アプリや専用のメタデータ削除アプリを使うと簡単にできますよ。
- 口座情報が漏れたかもしれない場合、最初に何をすればいいですか?
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まずは銀行に連絡して、口座の監視強化や一時停止を依頼しましょう。次に、ネットバンキングのパスワードを速やかに変更してください。取引履歴もチェックして、身に覚えのない取引がないか確認することも大切です。不審な動きがあれば、すぐに銀行に報告し、必要に応じて警察やサイバー犯罪相談窓口にも相談しましょう。
- 口座情報と一緒に住所や生年月日を教えるのはなぜダメなんですか?
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口座番号と個人情報(住所、生年月日、電話番号など)を同時に渡すと、なりすましのリスクが一気に高まります。これらの情報を組み合わせると、銀行の本人確認を突破したり、あなた名義で勝手にサービスに登録されたりする可能性があるんです。情報は別々のタイミング・別々の方法で伝えるのが鉄則ですよ。

口座番号を教えるのって、思ってたよりずっと慎重にならなきゃいけないんだね。

そうなんだよ!でも正しい知識と対策があれば、安全にやり取りできるから安心してね!





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