「あれ?お金を取り忘れてきちゃった…」そんな経験をしたことはありませんか?
実は、ATMには取り忘れたお金を自動的に回収する安全機能が備わっています。今回は、もしもの時の対処法から予防策まで、分かりやすく解説していきますね。
ATMでお金の取り忘れに気づいたときの正しい対処法5ステップ
慌ててしまうと余計に判断を誤りかねません。まずは深呼吸をして、落ち着いて行動することが大切です。
ATMでのお金の取り忘れは、実は意外とよくあるトラブル。銀行には専門の対応窓口も用意されているんですよ。
深夜や休日に気づいた場合はATMサービスセンターに電話するだけ
まず覚えておいていただきたいのが、時間帯に関係なく対応できる体制が整っているということ。夜中に気づいても大丈夫なんです。ATMサービスセンターは24時間365日対応していますから。
取り忘れに気づいたら、すぐにやることは2つ。
- 通帳やネットバンキングで残高確認
- ATMサービスセンターへの電話連絡
もし通帳やスマホで確認して残高が減っていなければ、それは出金自体が取り消されている証拠。ATMが自動的に取り込んで、取引をキャンセルしてくれているわけですね。
一方、残高が減っているのにお金が手元にない場合は、すぐにATMサービスセンターに電話をしましょう。
「〇月〇日、〇時頃に〇〇銀行の△△支店のATMで…」という形で状況を伝えれば、親切に対応してくれます。
コンビニATMなら専用電話とチャットで24時間相談できます
コンビニのATMで取り忘れた場合も心配ご無用。セブン銀行やローソン銀行、ファミリーマートのATMには、専用の相談電話が設置されています。
さらに便利なのが、スマホからすぐにアクセスできるチャット相談。待ち時間もほとんどなく、気軽に相談できるのがポイントです。
相談する際のポイントは以下の3つ:
- 利用した時間をできるだけ正確に伝える
- 引き出した金額を明確に伝える
- 自分の連絡先を正確に伝える
銀行窓口での受け取りに必要な本人確認書類をチェック
取り忘れたお金を受け取りに行く時は、本人であることを証明する必要があります。でも、準備するものはそれほど多くありません。
必要な持ち物は基本的にこれだけ。
- 運転免許証などの顔写真付き身分証明書
- お金を引き出した銀行のキャッシュカード
- 通帳(あれば)
銀行での手続きは意外とスムーズ。受取書に記入して押印するだけで完了します。他人が勝手に受け取ることはできないので、その点は安心して大丈夫です。
防犯カメラで盗難も記録されるので被害を最小限に抑えられる
「もしかして、後ろにいた人に持って行かれちゃったかも…」そんな不安がよぎることもあるかもしれません。
でも、現代のATMコーナーは、防犯カメラがしっかり設置されているので、万が一の場合も証拠が残っています。
実際の盗難があった場合の流れはこうなります。
- まず銀行に連絡
- 銀行が防犯カメラの映像を確認
- 盗難が確認されれば警察に通報
- 警察と銀行が連携して対応
ここで大切なのは、自分で犯人を探そうとしないこと。すべては警察と銀行に任せましょう。
取り忘れないためのATM利用時の注意点と心構えを伝授
予防が何より大切ですよね。でも、「焦らない」というのが実は一番のポイント。後ろに人が並んでいても、自分のペースで確実に操作することを心がけましょう。
イヤホンを外して警告音が聞こえるように準備しましょう
ATMには実はいろいろな警告音が組み込まれています。特にお金やカードの取り忘れがあると、大きな警告音で知らせてくれるんです。
音楽を聴きながらの操作は避けて、ATMの音がしっかり聞こえる状態にしておくのがおすすめです。特に以下の場面では要注意:
- 着信や通知が入りやすい時間帯
- 周りが騒がしい場所
- 急いでいるとき
ATMの警告音は、私たちの味方。きちんと耳を傾けることで、多くのミスを未然に防ぐことができるんです。
引き出したお金は必ずその場で金額を確認する習慣をつけましょう
お金を数えることって、なんだか周りの目が気になりますよね。でも、引き出した後すぐにその場で金額をチェックする習慣は、とても大切なものなんです。
なぜなら、これはお金の取り忘れ防止だけでなく、誤って引き出してしまった場合の早期発見にもつながります。
確認のコツをいくつかご紹介します。
- 札束は ATMの前で一度数える
- 財布にしまう前に再度チェック
- 明細書と金額を照らし合わせる
特に、高額を引き出す場合は要注意。一万円札と千円札が混ざっていることもあるので、金種の確認もお忘れなく。慌てて財布にしまい込んでしまうと、後から「あれ?」となることも。
キャッシュレス決済の活用で現金引き出しの機会を減らすのもおすすめ
実は、ATMでの取り忘れを防ぐ最も確実な方法は、ATMの利用頻度を減らすこと。最近は本当にキャッシュレス決済が便利になってきました。
現金を使う機会を減らせる場面の例
- スーパーでの買い物はクレジットカード
- コンビニ支払いは電子マネー
- 飲食店ではQRコード決済
- 公共交通機関はICカード
ただし、完全にキャッシュレスにする必要はありません。例えば月に1回まとめて現金を引き出し、少額の支払い用に財布に入れておく、という方法もおすすめです。
お金の管理方法は人それぞれ。自分に合ったスタイルを見つけることが大切です。
ATMでの現金の取り扱いは、確実に、丁寧に。そして、困ったときは迷わず銀行に相談する。このちょっとした心がけで、多くのトラブルを防ぐことができます。
もしもの時のために、利用する銀行のATMサービスセンターの電話番号をスマートフォンに登録しておくのも、いざという時の安心につながりますよ。慌てることなく、落ち着いて対応できる準備をしておきましょう。
最後に、お金の取り忘れは誰にでも起こりうること。決して恥ずかしがることはありません。
大切なのは、適切な対応を知っておくこと。この記事を読んでいただいた皆さんなら、もしもの時も慌てずに対応できるはずです。安心してATMをご利用くださいね。
コメント