夏はボーナスの時期ですので普段はなかなか手が出せない高額なものを購入したという方もいらっしゃるんじゃないかと思います。半年間仕事を頑張った自分へのご褒美ですよね！
ただ、最近はコロナウイルスの影響で業績が悪くボーナスが減っているという会社が増えてきているようです。ボーナスが出るだけでありがたいという状況の会社も多いようです。
そんな中、地方銀行のボーナス事情はどうなっているのでしょうか？
聞いたところによるとほとんどの地方銀行は例年と変わらない金額を貰えているようです。今回は地方銀行に勤めている3名の方にボーナス事情をお聞きしました。
地方銀行の夏のボーナスについて
地方銀行では基本的には夏と冬の2回ボーナスが出ます。私も以前は勤めていましたのでもらっていました。
では、コロナウイルスで業績が悪くなっている企業もある中、どれくらいボーナスをもらっているのでしょうか？
入社13年目の女性行員のボーナス事情と使い道
私は北関東の地方銀行で働いています。4大学卒業後、新卒として入社して13年目になります。2〜3年に一度営業店間で異動があり、現在までに6店舗の支店を経験しています。
事務グループに所属していて、仕事内容は窓口業務や後方事務をやりながら、投資信託や生命保険などの預かり資産の販売や電話セールスなどを行なっています。
夏のボーナスは昨年と変わらず40万円程度
税引前43万円、手取りで35万円でした。前回は昨年12月に冬のボーナスを受け取りましたが金額は変わらずです。
株価の上昇などあり業績も少しよくなったので期待していたのですが変わらずでした。
私の銀行は事務グループでも営業成績が加味されていて、たとえ事務を完璧にこなしていても営業ノルマをこなしていないと金額が上がりづらくなっています。
2年前別の支店にいたのですが、そこの支店は事務仕事が少なく、営業活動に充てられる時間が多くとれたので、数字をあげることができ、手取りで40万円以上貰っていました。
今の支店は事務処理が多くなかなか営業の数字があげられていません。ノルマが達成できていないので仕方ないと思いつつも、事務作業に関してはボーナスの評価が得られない今のシステムには不満を感じています。
夏のボーナスはNISAに投資
愛車のタイヤ交換に5万円を使いました。ガソリンスタンドで「タイヤひび入ってますよ。もういつパンクしてもおかしくないですよ！」と言われて怖くなり、その日のうちに交換しました。
あと30万円のうち10万円は次回のボーナスまでの半年間生活費の不足金にあてるためにとっておきます。
残りの20万円は通帳にそのままにしていても利息がつかないので、投資にまわしました。
数年前からNISAを利用していて今年はまだ非課税の枠が残っていたので、米国株や債券に投資する投資信託を購入しました。
ちなみに前回の冬のボーナスも20万円ほどは投資しています。少額ずつですが、チリも積もればと思いながらコツコツ頑張ることにしています。
入社3年目の女性行員のボーナス事情と使い道
地方銀行の総合職として勤務しており今年で社会人3年目になります。入行して最初は事務仕事等をしておりました。
徐々に色々な業務をするようになり現在の業務内容は、外回りでお客様のところへ訪問し営業をしております。
資格等も必要なので、日々勉強しながら業務に取り組んでいます。土日は完全お休みなので、家でゆっくりしたり、たまに出かけたりしています。
夏のボーナスは40万円程度
社会人で初めてのボーナスは、1年目の夏のボーナスで金額は手取りが10万円くらいでした。1年目ということもあり、満額ではありません。
1年目の冬のボーナスから満額いただけます。賞与については年によって若干差はありますが、冬と夏、それぞれ約2ヶ月分で年で約4ヶ月分の賞与がいただけます。
2年目、3年目のボーナスは夏、冬それぞれ手取りで40万円いかないくらいでした。年功序列ですが、等級が上がらないとそんなに変わらないので、3年目まではほとんど周りと差がありません。
例年との比較は、今のところ変化はないと感じています。ここ何年かでは、ボーナス支給の大きな金額の変化はなかったと周りの先輩からも聞いているので今後もないのかなと思っています。
夏のボーナスは脱毛費用に充てた
夏のボーナスは脱毛費用にあてました。脱毛はずっと気になっていたのですが、社会人にもなったしやってみようと思い切って契約をしました。効果は満足なのですが、やはり料金が高くローンを組んでいました。
半分くらい返済は終わっていたのですが、ローンが残っているのが嫌でボーナスの金額を考えるとボーナスの一部を返済に当てれば完済できるので完済をしました。
大きな金額だったので返済しようか迷いましたが、スッキリして今後は他の美容代や洋服代などにお金をかけたいなと思うようになりました。
結論としては、毎月の返済を気にしなくて良くなったので、少し我慢しても完済して良かったなと思いました。今後もローンを組むよりもボーナス等で貯めて一括で払えるようにしたいと思っています。
入社5年目の男性行員のボーナス事情と使い道
愛知県にある地方銀行に入社して5年目になります。入社して1年目は事務をして、2年目からは営業をしています。
5年目になると仕事の流れもわかってきますし、慣れてきたなという感じです。ただ、仕事が辛いのは変わりません(笑)
月末や期末は本当に仕事に行きたくないなと思いながら毎日出社しているという状況です。
夏のボーナスは給与の約2か月分
最近はボーナスの金額にほとんど変動はなく、給与の2か月分弱を貰えるという状況です。
銀行には組合があって労使交渉をしているようですが、毎年ほとんどボーナス金額は変わりません。
40～50代の先輩社員から聞いたところによると、今のボーナス額と先輩方が若いころのボーナス額はほとんど変わらないそうです。
なんて羨ましい時代があったんだと思わされます。バブルを経験していた世代の方から話を聞くと面白い話がめちゃくちゃ聞けますよ。
夏のボーナスは車の購入資金にした
私が住んでいるのは地方ですので車がないと生活できません。ですので、一人一台車を持っているのが当たり前という感じです。
ただ、私は電車通勤なので車を使う頻度が少なく、使うとしても土日祝日のみだったので車は持っていませんでした。
このまま親の車を使い続けてもよかったのですが、そろそろ30歳になるのに車を持っていないのもいかがなものかと思い購入を決意しました。
コロナで大変な時期でしたが、ボーナスは幸いなことに例年通り出ましたのでそれを車の購入資金に充てました。
今後結婚することを考えると、自分の好きな車を自由に買える最後の機会だと思うので購入して良かったと思います。
まとめ
地方銀行員のボーナス事情と使い道についてお伝えさせていただきましたがいかがでしたか？
地方銀行員のボーナスは例年と変わらず一定程度は貰えているようです。安定職と言われているだけありますよね。
ただ、地方銀行が今後も安定職としての地位を保つことができるかどうかはわかりません。業績が悪い銀行が増えてきており、経営統合するところも増えてきています。
今後どうなっても大丈夫なように一定程度は貯蓄に回し、いざという時に使えるようにしておくのをおすすめします。
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