香川銀行は高松市に本店を置く第二地銀で、旧香川相互銀行を前身とする銀行です。店舗数は88店舗ある銀行です。
香川県には第一地方銀行の百十四銀行があり、香川県内の多くの企業は百十四銀行をメインバンクとしており、厳しい状況が続いています。そのため、将来性に不安を感じて転職を考える人も増えているのが現状です。
今回は香川銀行に勤めていた男性に転職先としてどこが人気なのか聞いてみました。信用金庫からの転職を検討している方の参考になれば幸いです。
香川銀行の経営方針に疑問を感じ転職
私は地方銀行である香川銀行に新卒で入り働き続けてきた40半ばの男です。商科大学を卒業して当時人気の職種の銀行業の世界に入りました。
金融で地元企業と地元の活性化をどうにかしようと一生懸命働いてきました。しかし、日本の経済の長期低金利で業務は、厳しくなるばかりで、気づけば地元企業や事務に融資をするより保険商品、投資信託などの契約で手数料を売り上げる仕事に代わっていました。
やりたかった事をしようと思っていたら気づけば違う商品を扱うようになり毎日、葛藤していました。
金融商品の販売が辛かった
地方の活性化のためにいい事業案件や、マイホーム購入などお金を融資することを必死に行ってきましたが、気づけば融資はメガバンクが小規模な融資にも競合してきていて、かなり従来の銀行業務だけでは、厳しい状況になってきました。
その中で売り上げを上げるために保険商品や投資信託などの証券の販売で手数料で売り上げを伸ばせという時代の流れになってきました。
手数料で売り上げを上げるということに対して私は葛藤がありました。
保険商品を売るにしても保険会社のエージェントには、提案力と商品の数が負けているのでお客様に自信持って紹介したくても、正直な所保険会社に直接営業に来てもらった方が、詳しい説明を受ける事ができると正直に言いたくなります。
同様に投資信託の販売も、お客様に直接たくさんの投資信託を組み合わせてリスクを低く抑える事ができるプロのエージェントがたくさんいる証券会社に直接ご相談してくださいと言いたくなります。
しかし、自分の営業成績のためには、感情を抑えて販売していくしかなかったです。その道のプロに任せたほうが、確実にいい結果が出る事をわかってて大切なお客様に保険商品や投資信託を販売するのが苦しくなって転職しました。
香川銀行からの転職先として人気のがある企業を紹介!
次に私が勤めていた際に転職していった同期や先輩などから人気の転職先を紹介させていただきます。
証券会社
証券販売を銀行時代に行って勉強してるので野村証券や、松井証券、SBI、大手証券会社への転職は人気があります。
転職先として人気のある証券会社の平均年収や会社の時価総額などをまとめてみましたので参考にしていただければと思います。
野村證券 | SMBC日興証券 | みずほ証券 | 大和証券 | 三菱UFJモルガンスタンレー証券 | |
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平均年収 | 1,132万円 | 1,129万円 | 980万円 | 852万円 | 848万円 |
時価総額 | 1兆7,312億 | 5兆7,750億 ※三井住友FG | 2,626億 | 1兆2,011億 | 9兆5,577億 ※三菱UFJFG |
本社 | 東京都 | 東京都 | 東京都 | 東京都 | 東京都 |
従業員数 | 14,822人 | 9,355人 | 7,233人 | 15,024人 | 5,790人 |
国内店舗数 | 120店舗 | 118店舗 | 259店舗 | 160店舗 | 51店舗 |
採用HP | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
銀行ではお金を借りてもらうのが難しくなってきて他銀行と金利勝負になることもありましたが、証券の販売は資産運用の話でお金を借りてくださいという話とは、真逆です。
銀行でも証券を販売していてもともと投資に対して積極的な顧客などよいお付き合いをしていただいた方が多数います。もっとたくさんの証券を販売できたら面白いなと思っている銀行マンもすくなくありません。
それなら証券会社に転職したらもっとたくさんの投資信託、そのほか外貨の運用、株式の運用などお客様に提案できて利益を上げる事ができる可能性があがります。
もちろん、銀行で働いてきた人脈は、そのままお付き合いいただける方もいますし、運用に興味をもってもらってから株式や投資信託など投資ようにポートフォリオを作ってほしいというお客様もいます。
販売と提案が楽しくできてお役様が大きな株式の取引をしていただけたり利益をあげられるのを手助けできるのはやりがい面で人気があります。もちろん、外資系に入社できれば給与もかなり上がります。
保険会社
日本生命、東京海上日動火災、アフラックなどの保険会社に転職も人気があります。やはり、もともと銀行で保険商品を販売していたのでそれなら保険を専門に販売していきたいと思う事が人気の理由です。
保険は、一つの保険で様々な補償がうけられません。お客様の様々な情報をもとに一人一人保険を組みあわせて安心を買うことができます。
銀行員自体の保険販売は、あまり複雑な組み合わせはきにせず、がん保険、生命保険、わりとメジャーな保険をただ販売していた感がありましたが、大手保険会社の保険提案をフルに使えば、お客様の人生にあったサイズの安心を購入してもらう事ができます。
金融と保険は、わりと近い職業でもあるので今までの経験と知識を生かせるので転職するリスクが少ない事も人気の理由です。
ですので銀行時代の優良顧客や紹介していただいた人脈も、そのまま使えます。また、ファイナンシャルプランナーの資格など一生使える資格も取得できるのも魅力です。
プルデンシャル生命
設立 | 資本金 | 従業員数 | 本社 | 平均年収 |
---|---|---|---|---|
1987年 | 290億円 | 6,780人 | 東京都 | 1100万円 |
外資系の保険会社でアメリカ最大級の保険・金融サービス機関プルデンシャル・ファイナンシャルのグループ企業です。
日本ではプルデンシャタワーというオフィスが東京都千代田区にあり、赤坂見附駅からすぐにとのころにあります。都会で働きたいという方には良いかもしれませんね。
プルデンシャル生命の平均年収は約1,100万円ととても高いです。実力主義で契約が取れればインセンティブとして給料に跳ね返ってきます。
自分の頑張りが給与に反映されるのでやりがいを感じる方も多いようです。
ソニー生命
設立 | 資本金 | 従業員数 | 本社 | 平均年収 |
---|---|---|---|---|
1979年 | 700億円 | 8,853人 | 東京都 | 960万円 |
ソニー生命は日本の総合電機メーカーであるソニーグループ(SONY)の子会社です。日本に住んでいていソニーを知らない人は少ないと思います。
ソニー生命の平均年収は約960万円と高いです。日本最大手である日本生命の平均年収が約480万円ですのでどれだけ年収が高いかがおわかりいただけるかと思います。
プルデンシャル生命と同様に完全歩合制ですので契約が取れればインセンティブとして給料に反映されるのが特徴です。
大手ハウスメーカー
三井ホームや穴吹ホーム、積水ハウスなどの大手ハウスメーカーへの転職も、人気があります。
大手のハウスメーカー営業の年収は700~900万円程度といわれています。地方銀行よりもだいぶ給料は高いですが、インセンティブが大きく関係していきます。
大手ハウスメーカーの平均年収や本社所在地などをまとめてみましたので参考にしていただければと思います。
積水ハウス | 大和ハウス | あなぶきホーム | 三井ホーム | |
---|---|---|---|---|
平均年収 | 910万円 | 710万円 | 600万円 | 660万円 |
時価総額 | 1兆5,990億 | 2兆2505億 | 222億 ※穴部興産 | 2兆3,654億 ※三井不動産 |
本社 | 大阪府 | 大阪府 | 高松市 | 東京都 |
従業員数 | 16,595人 | 16,712人 | 50人 | 2,175人 |
国内店舗数 | 116店舗 | 119店舗 | 2店舗 | 55店舗 |
採用HP | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
今まで金融畑で培った知識でお客様のお金の悩みを解決する方法を提案したり銀行の融資を通りやすい書類の作りかたや方法を提案できます。
融資を受ける銀行の営業さんも地域に根付いた人脈でほとんどが知り合いであることが多く仕事のストレスが少ないです。
銀行からお金を借りやすくするための提案や金利を低くする提案、融資の増額などお客様にとってメリットになることしか提案しないので家を建てるお客様からよきアドバイザーとして接していただいてやりがいがあります。
給与面でも、銀行員時代の優良顧客様が紹介してくれた方などは、高額な家を建てる傾向が多く住宅一棟の契約で売り上げが、跳ね上がります。
お客様と信頼関係を気づけてしかも、融資をめいいっぱい受けて高級な住宅を販売でき喜んで頂けてそれが、自分の売り上げになるという好循環が、とても仕事をやる気にさせてくれます。
最後に
香川銀行からの転職先として最近多かった3業種をご紹介しました。人生一度きり、嫌な仕事を我慢して続けるより、転職によって前向きに頑張れる仕事に巡り会えるかもしれません。
ただ、転職して成功している人もいれば、転職して後悔している人もいます。転職に成功した人と失敗した人から話を聞いてみると、成功している人は事前準備をしっかりとしていた傾向があります。
今の仕事が嫌だと思い、どこでもいいから早く決めて転職したという方は失敗している方も多いです。ですので、少しでも転職を考えているのであれば早めに行動するようにしましょう。
自分のやりたいことを今一度考え、次の仕事を考えることでミスマッチも減らすことができますよ。
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