信用金庫は現在でも人気の就職先の一つで、特に地元で就職をしたいという方に人気があります。
信用金庫は転居を伴う転勤がほとんどなく、世間体も良いですし、給料も一定水準以上あります。そのため、地方では狭き門となっている信用金庫もあります。
ただ、せっかく信用金庫に入社したのにすぐに辞めていってしまう人もいます。辞めていく理由は人それぞれですが以下のような理由で退職する人が多いです。
- ノルマが多くて嫌になった
- 資格取得のために勉強をしないといけないのが嫌だった
- 給料が安くて割に合わない
今回は信用金庫に向いている人と向いていない人の特徴について紹介させていただきます。
信用金庫に向いている人の特徴を紹介!
まず、信用金庫に向いている人の特徴を紹介させていただきます。以下の特徴を持っている方であれば信用金庫で働き続けることができるでしょう。
- 細かい仕事が苦にならない
- 人とコミュニケーションを取ることが得意
- 勉強することが苦にならない
- 怒られても気にしない図太さがある
- 割り切って仕事ができる
細かい仕事が苦にならない
信用金庫の仕事はお客様のお金を取り扱いますので他の仕事よりも細かい仕事が多くなります。
どんな仕事もダブルチェックは当たり前ですし、信用金庫によっては書類をシュレッダーにかけるのも二人で行います。
大雑把な正確な人からしたらここまでする必要はあるの?なんて思うこと間違いなしです。細かい仕事も気にせず行うことができる方は向いています。
新卒で就職した人はこれが普通だと思い素直に受け入れることが出来たりしますが、他業界から中途採用で入社した人は前職の違いに戸惑うと思います。
人とコミュニケーションを取ることが得意
コミュニケーション能力の高い人は信用金庫の仕事に向いています。どんな仕事にもこの能力は必要になりますが、信用金庫では特に必要です。
信用金庫を利用するお客様は基本的に高齢な方が多いです。若い人は信用金庫はほとんど利用せずネット銀行などを利用しますからね。
学生時代にはほとんど関わったことがないような年齢層の方々とも上手くコミュニケーションを取らなくてはいけません。
また、支店内の同僚とも上手くコミュニケーションを取れる必要があります。毎日同じメンバーと仕事をしますので、仲良くするに越したことはありません。
信用金庫の業務は多岐にわたるので、自分では分からないことを気軽に聞ける関係性を築けるかどうかが信用金庫の続ける上では重要です。
勉強することが苦にならない
信用金庫は資格取得のために勉強をし続ける必要があります。特に入社1年目は取得しなければいけない資格も多く、土日祝日を返上して資格の勉強をするなんてこともあります。
もちろん勉強時間に給料は発生しませんし、資格を取得したからと言って給料が大幅アップなんてこともありません。
ただ、信用金庫で働き続けるためには必要な資格です。資格と言っても難易度は低く、普通に勉強をしたら取得できます。
どんな業界でも知識はアップデートし続ける必要がありますので、勉強をすることは社会人として当たり前のことではあります。
そのように考えることが出来、勉強をし続けることができる人は信用金庫に向いています。
怒られても気にしない図太さがある
多少のことは気にしない図太さがある人は信用金庫に向いています。信用金庫で働いていると怒られることは日常茶飯事です。
仕事でミスをしてしまい上司から怒られたり、お客様から怒られたりします。中には理不尽なクレームを言われることもあります。
怒られたら誰でも嫌な気分になりますが、次の日には忘れてしまうような図太さがあると信用金庫で長く働くことが出来ます。私は上司に給料の半分が「怒られ代」だと言われました(笑)
怒られたりミスをしても、気にしないような図太さがあるとストレスも貯まらず働くことが出来ます。
割り切って仕事ができる
信用金庫で働いていると、なんでこんな仕事をしないといけないんだろう?って思うことは多々あります。
私もクレジットカードを作ってもらうようお客様にお願いをしたり、リスクのある金融商品の販売をお客様にしているときに、なんでこんな仕事をしているんだろうって思ったりしました。
こんな時に仕事だからと割り切れる人は信用金庫の仕事に向いています。どんな仕事でも自分のしたいことができるとは限りませんし、したくない仕事もする必要がある場合もあります。
社会人とはこういうものだと割り切ることが出来る人はどの仕事に就いても強いと思います。
信用金庫に向いていない人の特徴を紹介!
次に信用金庫に向いていない人の特徴を紹介させていただきます。
- ノルマがあるのが嫌な人
- 仕事だと割り切れない人
- 若いうちから稼ぎたい人
- プライベートの時間を確保したい人
- 少しのことでも気になってしまう人
ノルマがあるのが嫌な人
信用金庫の仕事にノルマはつきものです。男女関係なくノルマはあります。毎月目標数値を与えられ、日々状況確認をされます。
せっかくノルマを達成しても翌月にはリセットされて一からスタートになります。そういった日々を苦に感じるような方は向いていないです。
仕事だと割り切れない人
信用金庫で働いているとなんでこんな仕事をしないといけないんだろうという葛藤が必ず出てきます。
仲の良いお客様にノルマ達成のためにお願いをして金融商品を購入してもらうなんてことも多々あります。
こういった「お願いセールス」も仕事だからと割り切れない人はお客様に罪悪感を感じてしまい仕事が嫌になって辞めてしまいます。
若いうちから稼ぎたい人
信用金庫の給料は若いうちは安いです。金融機関なので給料は高いと思う方もいるかもしれませんが、入社してすぐの給料は手取り15万円を切るところも多いです。
そのわりに仕事量は多いので割に合わないと思って転職する人も多いです。30代になって役職に就くことができれば給料は上がりますが、それまでは低いです。
ですので、20代のうちからバリバリ働いてしっかりと稼ぎたいという人には向いていないです。
プライベートの時間を確保したい人
土日祝日などの休みはプライベートの時間なので働きたくないという人には信用金庫の仕事は向いていません。
入社してすぐは資格取得のために土日祝日も勉強をする必要がありますし、地域のお祭りや行事に休みを返上して参加する必要もあります。
地域の行事への参加は希望者のみと言っていますが実際は全員参加です。参加しないなんてことは難しいです。もちろんサービス残業で給料は発生しません。
プライベートの時間を邪魔されたくない!サービス残業なんて絶対にしたくない!なんて方には信用金庫の仕事は向いていないです。
少しのことでも気になってしまう人
信用金庫の仕事は大変です。仕事量は多いですし、お客様や同僚と上手くコミュニケーションを取る必要があります。
そんな大変な仕事をしているとミスをしたりトラブルに見舞われることも時にはあります。
そんな時に受け流すことができる力や切り替える力がないとストレスを溜め込んでしまい精神的にまいってしまうことがあります。
少しのことでも気になってしまい仕事が手につかないなんて人は向いていないです。ある程度図太い人でないと信用金庫で働き続けることは難しいです。
最後に
信用金庫の仕事は大変で20代のうちは仕事量が多くて割に合わないと思う方も多いです。ですので、若いうちバリバリ働きたいという人は向いていません。
逆に、若いうちは給料は安くてもいいから地元で長く働きたいという人には向いている職場と言えます。
どんな仕事も楽しいことばかりではありませんが、信用金庫の仕事は特に向き不向きがあり、向いていない人はすぐに辞めて転職します。
自分が就職しようとしている業界に就いてはしっかりと調べ、ミスマッチのないようにしましょう。
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