「銀行から転職したい!」「金融の仕事はもう嫌だ!」と思って過ごしていませんか?
銀行は仕事量が多くて大変ですし、ノルマもありますので月末は辞めたいという気持ちでいっぱいだと思います。
ただ、思ってはいるものの実際に転職するのは不安ですよね。銀行より条件が良い転職先が見つかるかどうかわかりませんしね。
特にメガバンクからの転職は年収下がりやすいです。40代以上の転職であれば尚更です。
しかし、20~30代であれば同条件かそれ以上で転職できる可能性も十分あります。また、銀行員は転職市場で評価されやすいため異業種への転職もしやすいです。
今回は銀行員の転職が有利な理由と人気の転職先を紹介させていただきます。
銀行員の転職が有利な理由は5つ

私が銀行を辞めたいと上司に言った時、上司から「銀行を辞めた人は何かやましいことをしたんじゃないかと思われるから転職はしにくい」と言われました。
ただ、実際に転職活動を始めてみると全くそんなことはなく、スムーズに転職できました。銀行員の転職は有利です。
金融の知識がある
銀行員は金融商品やサービスに関する専門知識を持っています。このような知識は、企業の財務部門や金融機関など、金融に関する業界に転職する場合に役立ちます。
また、銀行員は資格の取得のため日々勉強をしています。知識のアップデートを欠かさず行うことができる努力ができる人と評価されます。
経験が豊富である
銀行員は金融業界において経験が豊富であることが多く、コミュニケーション能力や顧客サービス能力など、多くの職種で必要とされるスキルを持っています。
そのため、他の業界に転職する場合でも、経験値が高いために優遇されることが多いです。
コミュニケーション能力が高い
銀行員は毎日老若男女様々なお客様と接しているのでコミュニケーション能力が高い傾向があります。
どんな年代の人とも会話ができるというのは重宝されます。社会に出ると年上の人と会話をすることの方が多いので、物怖じせず誰とでも話せる能力は評価ポイントです。
仕事の正確性が高い
銀行で働いていると仕事の正確性が高くなります。お金を取り扱う仕事ですのでミスは許されませんので注意力が自然と高まります。
また仕事量も多いので仕事の処理スピードも早くなります。仕事が早くて正確というのはどの業界でも重宝されます。
ストレス耐性がある
銀行業務には正確性とスピーディーな対応が求められます。毎日ストレスとプレッシャーと闘いながら仕事をしているわけです。
そのため銀行員にはストレスに対する耐性があります。転職後も強い精神力で働いてくれるのではないかと評価されます。
銀行員の転職先として人気の業種を紹介!

次に銀行員の転職先として人気の業種を紹介させていただきます。銀行から転職をする理由によって転職先は様々ですが、キャリアアップをしたい!と考えている方の転職先として人気があるのは以下の業界です。
外資系保険会社
銀行員は日々保険の販売をさせられていますが、どれだけ販売しても毎月の給料は一定です。
そのため、頑張り次第で給料が大幅にアップする外資系保険会社の仕事に興味を持つ人は多いです。
銀行では400万円台の給与が20代で1000万も可能です。働き方もフレキシブルで、決まった日数出勤したら問題ありません。
自身の営業力に自信があるという方にはうってつけの転職先です。若いうちからバリバリ働きたいという方は外資系保険会社がオススメです。
証券会社
証券会社も同じ金融業ですので今までのスキルも生かせますし、銀行でも投資信託の販売業務を行っていますので違和感なく働くことができます。
銀行員時代に培った自分の顧客や人脈を生かす事がそのままできます。大口のお客様などは、銀行の時とは違うアプローチもできます。
シビアな面もありますが、成績次第ですぐに待遇が変わりますし、将来性がまだまだ沢山ある業界ですのでやりがいがあります。
コンサルティング業界・M&A業界
次に人気があるのがコンサルティングやM&A業界です。中でもアクセンチュアやベイカレントコンサルディング等が比較的仕事ができ、意識が高い銀行員に人気があります。
コンサルティング業界は給料が高いです。平均年収を調べてみてもらえればわかりますが、地方銀行よりも平均年収は200万円程度高く、成果を上げることができれば20代で1,000万円以上稼ぐこともできます。
実力主義で年齢に関係なく活躍できますし、女性の人材登用にも力を入れている会社も多いです。
銀行員の転職が多い理由

給料も高く福利厚生にも恵まれている銀行ですが転職をする人は多いです。銀行の離職率は3年で3割、5年で5割と言われており、特に若い行員の離職率が高いです。
若年層の転職理由としては以下の4つが挙げられます。
給与面での不満
銀行員の給与は他の金融機関や企業に比べて高いとはいえ、残業やストレスなどに見合わないと感じる人もいます。特に若いうちは給料は低めですからね。
また、昇給やボーナス制度に不満を持つ人もいます。どれだけ頑張っても給料は毎月一定ですし、ボーナスがちょっと増えるくらいなので文句も言いたくなるようです。
過度なストレス
銀行業界は、高い業務負荷や厳しいタイムスケジュールによるストレスが多い業界といわれています。
特に、営業職やリスク管理職などは、業務内容によっては過度なストレスを感じることがあります。
ワークライフバランスの悪さ
銀行業界は、残業や休日出勤が多く、ワークライフバランスが悪いと感じる人もいます。
また、転勤が多い場合もあり、家族との別れや遠距離恋愛などの問題が生じることがあります。
将来性への不安
近年、銀行業界においてもデジタル化やフィンテックなどの新しい技術が導入され、競争が激化しているため、将来性に不安を感じる人もいます。
また、本業である融資での収益が減少しており、今後も回復の傾向が見られないため早めに見切りをつける人もいます。
最後に
今回は銀行員の転職が有利な理由について紹介させていただきました。銀行員として勤務していると知らないうちに様々なスキルが身に付きます。
そのスキルはどの企業へ転職しても活用できます。ぜひ銀行で培ったスキルを使って転職を成功させましょう。
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