地方銀行での就職は県外への転勤がほとんどなく、地元で就職したいという方にとって人気のある就職先の一つです。
銀行員になるのは在学中に就職活動をして新卒で働くことが一般的です。一昔前は一般職での採用は高卒や短大卒の方も多くいましたが最近では大卒者がほとんどです。
私が働いていた職場でも高卒の方はおらず、短大卒の方が数名いたくらいです。最近は四年制大学への進学率が高まっているので、今後もこの傾向は続くと考えられます。
この記事を見ている方は今後就職活動をして地方銀行に就職しようと思っている方だと思います。そんな方によく聞かれるのが以下のようなことです。
- 就職するために有利な大学や学部はあるのか?
- 採用試験で有利になる資格はあるのか?
- 面接ではどのようなことを聞かれるのか?
- 志望動機はどんなことを書いたらいいのか?
これから地方銀行に就職するために就職活動をするという方の参考になればと思います。
地方銀行に就職するために有利な大学や学部はあるの?
地方銀行の採用人数が一番多いのはやはり新卒採用です。銀行の規模にももちろんよりますが毎年100名程度は採用されます。
ですので、在学中にしっかり就職活動をして新卒で採用されることが一番の近道となります。
ただ、気になるのが就職に有利な大学や学部はあるのか?ということですよね。皆さんの疑問にお答えしたいと思います。
地方銀行に就職するにはある程度の学歴は必要
地方銀行の一般職であれば専門学校や短大を卒業した方でも採用されることがありますが、総合職としての採用の場合は四年制大学卒業が条件となります。
ですので、地方銀行の総合職として働きたいのであれば四年制大学に進学することをまずは目指しましょう。
次に学歴についてですが、地方銀行への就職の場合はメガバンクほど学歴に対するハードルは高くはありません。地元の国公立大学や私立大学卒業であれば就職することは十分可能です。
どの学部でも有利不利はない
自分は経済学部や商学部ではないので銀行への就職は厳しいんじゃないのか?なんて聞かれることもありますがどの学部でも有利不利はありません。
重要なのはコミュニケーション能力です。一緒に働きたいと思われるような人柄であれば問題なく採用されると思いますよ。
採用試験で有利になる資格はあるのか?
採用試験で何らかの資格を持っていると有利になるの?なんてこともよく聞かれます。結論から言えば資格は持っていなくても問題ありません。
銀行で業務を行う上で必要な資格は入行してから全員取得させられますし、入行1年目の仕事の一つが勉強という感じです。
ですので、資格は持っていないという前提の下で研修等行われますので前もって資格を取得しておく必要はありません。
在学中に資格を取得するならコレ
ただ、少しでも自分をアピールするために何らかの資格を持っておきたいと思うようであれば以下の資格を取得しておくと入行してからも使えます。
- 簿記2,3級
- ファイナンシャルプランナー3級
- 宅建
入行してからは決算書を見る機会もありますので簿記の資格を取得しておくと有利に働きます。
ファイナンシャルプランナーの資格は住宅ローンの話をする際にも使えますし、金融商品の販売の際にも役立ちます。
コミュニケーション能力が重要
資格の話をしてきましたが、結局のところコミュニケーション能力が最も重要です。銀行員は日々多くのお客様と接するからです。
また、支店の運営を円滑に進めるためにも周囲と協調して働いてくれる人を採用します。ですので在学中はいろんな人と接する中でコミュニケーション能力を磨く努力をして下さい。
地方銀行の採用試験の面接で聞かれることはなに?
次は採用試験の面接で聞かれることはなにかということを紹介させていただきます。先ほども述べましたが、銀行に就職するためにはコミュニケーション能力が必要です。
ですので面接はとても大切です。聞かれるであろう自身の長所や短所、志望動機などの質問事項についての答えは予め用意しておきましょう。
競合行が県内にある場合は要注意
面接の際に必ず聞かれるのが、「なぜ我が社を希望されましたか?」という質問です。この答えはしっかりと用意しておきましょう。
特に、県内に競合行や信用金庫がある場合は「なぜ他行ではなくこの銀行に就職したいのか?」ということを考えておきましょう。各銀行の違いを事前に調べておくことをオススメします。
また、面接では他行の採用試験は受けているのかどうかを聞かれると思います。受けている場合は正直に答えましょう。
面接官も受けているだろうと思っていますので、嘘をつくとその点について詳しく聞いてきた時にボロが出てしまいます。嘘をつくことは印象が良くありませんので注意しましょう。
まとめ
地方銀行は以前よりは就職を希望する学生の数は減少していますが依然として人気は高い就職先の一つです。
ですので、採用を勝ち取るためにはしっかりと対策をする必要があります。面接官に面接で聞かれるであろう質問事項についてはしっかりと答えられるよう準備しておきましょう。
また、競合他行が県内にある場合は「なぜ他行ではなく当行を志望したのか?」という質問に答えられるようにしましょう。
地方銀行はメガバンクよりは学歴に対するハードルは低いです。誰にでもチャンスはある就職先ですので事前準備をしっかりとして臨んでいただければと思います。
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