地方銀行は出会いのチャンスが数多くあり、同期同士でお付き合いをしたりし店内で恋愛する人はたくさんいます。私の同期も同じ支店の先輩行員と社内恋愛をしてそのまま結婚しました。
銀行では各支店に毎年新入社員が配属されますし、基本的には3年ごとに転勤があるので人の入れ替わりも多く出会いの機会もあるんです。
ただ、地方銀行で社内恋愛をする場合は注意する必要があります。その理由は以下の3点です。
- 社内恋愛がバレるとどちらかは転勤になる
- 噂がすぐに社内に広がる
- 軽い気持ちで付き合うと別れた後が気まずい
銀行では社内恋愛が上司にバレるとどちらか一方は必ず転勤になります。また、地方銀行は世間が狭いので噂がすぐに他の支店にも伝わります。
良いことであればいいのですが、悪いことであると今後の出世にも関係してきます。また、支店内で別れてしまうと仕事がやりづらくなります。
各支店の人数は20名程度と少ないので、別れた後はその人と関わらずに仕事をし続けるということは不可能です。
ですので、社内恋愛をする場合はある程度覚悟を持ってお付き合いをする必要があります。今回は社内恋愛を経験した男女2名から体験談を教えていただきました。社内恋愛をする際の参考にしていただければと思います。
地方銀行で社内恋愛をした男女2名の体験談!
地方銀行で社内恋愛をして失敗!職場で気まずくなった女性
私は現在33歳で専業主婦ですが、関西の地方銀行に10年間勤めました。退職したのは1年半前になります。
うち個人営業を7年間担いました。主に個人のお客様に資産運用の提案を行う仕事になります。
銀行員7年目には同期最速で役席に昇格し、部下及び目標の管理を任されるポジションにいました。
一店舗あたりの所属年数が長く、経験した店舗は3店舗になります。最後の3店舗目は、新店舗要員に抜擢されました。
これだけ聞くと失敗もなく順風満帆な銀行員生活だったように思われるかもしれませんが、新入社員の時に社内恋愛で失敗してしまいました。
先輩社員と社内恋愛をして支店で働きづらくなった
地方銀行はとても世間が狭いです。メガバンクに比べて店舗も小さく、人数も20名いれば多い方だと思います。
そんな中で仕事をしている為、嫌でも色々な社内恋愛を経験します。そんな私が経験した社内恋愛の1つをお伝えしたいと思います。
これは私が入行して1年目の事です。当時私は個人営業ではなく、融資事務として法人営業の男性営業マンの先輩8人のサポートをする立場にいました。
そんな私は右も左もわからない中ではありましたが先輩方はとても優しく、時に私をからかったり弄ったりされながら毎日業務をこなしていました。
そんな中、私よりも5つ上の先輩、Aさんは特に私に優しくて、仕事もそうですか、他にも銀行あるある等色々な事を教えてくれました。
そんなある日、私が大きな失敗した時の事です。そんな時に、「どうしたんだ、元気ないじゃないか。今日は気分転換に飲みに行くか!」と声をかけてくれました。私はとても落ち込んでいたので、先輩に連れて行ってもらいました。
とても親身になって話を聞いてくれるAさん。私は後輩ではありますが、素敵な人だなと思うようになりました。
そんな事をぼーっと考えていると、Aさんが、「今度2人でどこか行こうか。海なんかにドライブも良いと思うしな。」とデートに誘ってくれたので、私は良いなと思いつつも、恋愛対象ではないなと思っていた彼からの誘いを断る理由もなく、行くことにしました。
車でドライブをし、夜まで遊び、海辺で色々な事を話していた時、私はAさんにキスをされました。
「付き合う?」と言われましたがそこまでではないな…と断ってしまったのですが、しばらくしてキスをされてしまいました。
翌日。普段通り出勤し、仕事をしていた私ですが、なぜか他の法人営業の先輩がニヤニヤしているのが分かります。
「お前、やる事やってんなぁ」と笑われました。早速、Aさんが私との出来事を同僚に話していた様です。
たしかに思わせぶりな事はしたけど、そんなすぐに話すか?と思いましたが、私にも否があったなと反省しました。
以来、Aさんと気まずくなったものの支店が同じなので逃げ道もなく、Aさんから依頼された仕事も受けなくてはならず、なんとも肩身の狭い思いをお互いしていました。
しばらくしてAさんは転勤になったので、私は少し気持ちが楽になりましたが、地方銀行ゆえ店舗数も少ない為、異動先でまた同じ支店になるリスクも持ち合わせていました。
社内恋愛は相手をよく見て選ぶことが大切
ここから言えるアドバイスとしては、地方銀行は店舗数が少なく、また店も小さい事が多い為、同じ支店での恋愛は中々難しいものがあるという事です。
ただでさえ他店の相手と付き合っていてもすぐに噂になるのですから、同じ支店だとよっぽど赤裸々に、オープンにしない限りは無理だと思います。
もしくは、隠し続けるか、です。私はこの時お喋りな相手とこんな方になってしまったので、面倒くさい事になってしまいました。相手をよく見て、選ぶ事も大切だと思います。
地方銀行で社内恋愛をするとすぐにバレる!会話は仕事の話になりがちでケンカの原因に!
私は現在社会人4年目で地方銀行に勤め4年目になる26歳の男性です。関東にある地方銀行で法人営業をしています。
支店規模とすると女性30名、男性12名の半数以上が女性で中型支店でした。会社全体でも男性4割、女性6割といったように女性が多い職場でした。
私は同じ支店ではない同期の女性と短い間お付き合いをしていました。銀行の内定式で知り合い意気投合し付き合うことになりました。
しかし、交際期間は短く1年程度でした。なぜ短い間だったのか、社内恋愛についての注意点含めてお話します。
地方銀行の情報ネットワークは怖い
私が勤めていた銀行での社内恋愛は比較的に多かったです。しかしながら、注意しなくてはいけない点が1つだけありました。
それは「結婚するまで絶対に上司、同僚の先輩にバレてはいけない!」ということでした。
それはなぜかというと、もし社内恋愛をしていることが人事にバレてしまった場合、同じ支店内では必ずどちらかが転勤され、違う支店でも近隣店舗ではなく遠い支店に異動される可能性が高いからです。実際に社内結婚された先輩夫婦の方もそうでした。
私が当時住んでいたのは埼玉県で相手の女性は東京でした。距離的なものは埼玉と東京でしたので電車で30分もすればスグに会える距離でした。
同期は私たちが付き合っていることはほとんどの人が知っていましたが、上司や先輩にはバレないようにしていました。
しかし、上司や先輩には言ったことがないのに付き合って1ヶ月が経つ頃に支店長から他愛もない話から「お前、〇〇支店の子と付き合ってんだな」と言われたときには正直焦りました。
支店長にはうまくやれよー。と軽く言われましたがどこで支店長の耳に入ったのか分からず、彼女にも話をしたところ、彼女も同じことを支店長から言われたそうでした。
そんなに小さい銀行ではなかったはずですが、銀行の社内ネットワークは恐いと正直思いました。
正直同じ会社で働いているため支店は違えど噂は回ってきますし、一緒に仕事をしたことがなくても働いている人のことは嫌でもわかり、ある意味情報通にはなります。
地方銀行で社内恋愛をすると会話が仕事の話になりがち
支店は違えど同じ会社の同期ですので共通の話題と言えば仕事の話です。地方銀行では入行後に様々な資格を取得する必要があります。
一人で仕事終わりや休日に勉強するのはやる気が出ないのですが、彼女と一緒に勉強することでモチベーションを上げることができました。
そういった部分ではお互いを高め合うことができるので良かったのかなと思っています。ただデメリットもあります。
会話が仕事のことばかりになってしまいます。私の会話力が不足していたからと言われてしまえばそれまでですが、私の場合は会話で行きついてしまうのは結局仕事のことになってしまいました。
女性はただ話を聞いてもらいたいだけなのに、同じ会社で業務もおおよそ分かるため男性のこちら側とするとどうしても、アドバイスや解決策を探してしまうということがありました。
それにお互いがお互いを比較対象にしてしまい、銀行の女性も強い方が多く負けじと対抗心を燃やしてきます。
なので短い期間で別れてしまったのは会話が仕事の話ばかりになってしまい、お互いが対抗心を燃やしてしまい、良い方向にはいかず、悪い方向にいってしまったのが原因です。
社内恋愛をする場合は仕事の話はほどほどに
もし社内恋愛をするようでればとにかく水面下で付き合って、同期でも本当に仲の良い同期にしか付き合っていることを明かさないということが大切です。
そして、プライベートでは仕事の話はほどほどにしておきましょう。プライベートに仕事の話をして良いことなんてほとんどありません。
それどころか意見が食い違って言い争いの元となる可能性もあります。わざわざケンカをする必要はありませんので仕事の話はほどほどにしておきましょう。
地方銀行での社内恋愛を成功させるためにはこの二つが特に重要なんじゃないかなと思います。
私は上手くいきませんでしたが社内恋愛も良い出会いの機会の一つだと思います。社内での出会いを疎かにすることはないようにした方がいいと思います。
社内恋愛から良い家庭を築いている先輩行員を何人も見てきました。ですので、気になる人がいるのであれば積極的に行動してもいいのかなと思います。ただ、上司や同僚にはバレないようにすることは重要ですけどね。
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