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地方銀行は役職に就いてからも大変!責任は重くなり割に合わない!

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地方銀行ではある程度の年数を経過すると役職に就くことができます。もちろん誰もがというわけではなく、営業成績や勤務状況をもとに選ばれます。

役職に就くと役職手当というものが貰えるようになり、毎月の給料は5~10万円程度上がります。ですので、早く昇格したいと思っている銀行員は多いはずです。

ただ、一方で昇格したくないと思っている人もいます。その理由は責任が重くなるからです。私の先輩は5万円増えたとしても役職の仕事は割に合わないしやりたくないと言っていました。

今回は地方銀行で支店長代理として勤務している方の仕事内容と不満について教えていただきました。

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目次

地方銀行で役職に就いて感じた待遇に対する不満

私は営業課の支店長代理に昇格し、2店舗経験しました。1店舗目で支店長の推薦により、支店長代理に昇格。

当時同期100名程いる中で、10名が支店長代理となりましたが、私はその10名の中に入る事ができました。

実績及び成果を残す事ができたので、2店舗目は新店舗要員に抜擢され、新店舗の立ち上げを役席として担いました。

支店長代理という役職は中途半端な立場

一見華々しい様に見えますが、実際のところ、「支店長代理」とはとても中途半端な立場だという事が2店舗目を経験して感じた事です。

課長ではないので、自分がどれだけこうしたいと思っても最終的な判断は「課長」です。また、どれだけ良い成績を納めても、課長よりも待遇は低いのです。

しかし、役席としての責任が問われるので、部下の失敗はもちろん自身の失敗でもありますし、目標達成に向けての進捗管理、達成度合、銀行での立ち居振る舞い等、常に役席としての自覚を持って行動しなければなりません。

1番不満を感じた事は、2店舗目の営業課長がどうしようもない方で、仕事の管理、成績、部下(私を含む)への指導や伝達、報連相が全くできない方でした。

その課長ができない分、役席である私が課長の代わりに色々と仕事をせねばならず、私が課長の様な位置付けで仕事をしていました。

先程も述べましたが、どれだけ成果を上げても、課長よりは給料の面でだいぶ劣ります。どうしてこれだけ働いているのに!という不満が常にあり、本当に支店長代理とは中途半端で、都合の良い役席だなと思っていました。

地方銀行で役職に就くと部下の管理もする必要があり大変

「自分だけ良ければそれで良い」という考え方では役席には向いていないという事です。

一担当者であれば、どれだけがむしゃらに行動しても、「よく頑張ったな!失敗しても構わない、思いっきりやってこい!」という事が許されました。

しかし、役席に昇格した途端

「今まで一担当者としてはそれでよかったが、役席になるとそういう訳にはいかない。周りをもっと見て行動しなさい。自分の成績だけが良くていい訳がない。営業課全ての人間を管理できるように、また他の人の動きも把握しなければならない。」

という支店長直々の言葉があり、私は一気にどう行動して良いか分からなくなりました。

特に辛かったのは、毎週末に行われる支店長、次長、営業課全員でのミーティングです。これは役席に昇格した初めての店舗で行われていました。

営業課の数字を全て把握しておかねばならず、目標に対する進捗率はどうか、もし目標未達の場合はどう対応するのか、順調である場合は引き続きどう行動していくのか等を発言しなければなりませんでした。

当時の営業課長は基本的に法人担当でしたので、個人営業は私を含む3人でしたが、個人営業項目の目標管理や発表は全て私がしなければなりませんでした。

私はきちんと発表するのですが、部下2人の分まで把握していなければなりません。ただ、まだ役席として未熟だった私はそれが十分にできず、本当によく怒られました。

「なぜ把握していないのか、役席として当然だろう。」これはどれだけ準備をしていても、最終的には「役席なのだから…」と、とにかく役席!役席!と怒鳴られた事が本当に辛かったです。

地方銀行の役職の仕事は割に合わない

役職に就くと給料も上がり待遇も良くなると思われがちですが、私は仕事が割に合わと感じることが多いです。

先にも述べたように、2店舗目で上司であった「仕事ができない営業課長」があまりにも酷すぎて、これだけ能無しの人がなぜ営業課長になれるのか、私はなぜこの人より仕事ができるのに支店長代理なのかと不満が大きかったからです。

年次的に、私は10年目だったので、その年次で営業課長に昇格するにはまだ早すぎるという事はよく分かります。

しかし、給料は上がらない、ボーナスもふるわない、残業代は中々つける事ができない…となると、これだけ働いているのに割に合わなすぎると思いました。

また、目標を追う事に対して貪欲ではない銀行員もいます。その様な方と一緒に仕事をしている時にも、同じ様に銀行を辞めたいと思っていました。

私は真剣に必死に数字を追いかけているにも関わらず、なぜこの人はのうのうとゆっくりマイペースに仕事をしているのか。待遇も私より良いのか。不満は尽きませんでした。特に年配の方に、そういう人が多かったです。

基本的に、思った事はすぐ上司(支店長含む)に意見していましたし、不満ばっかり溜めていても何も始まらないので、改善できる事があればすぐに行動して改善していました。

仕事ができない営業課長については本当に酷かったので、最終的にはグループ会社である証券会社に出向し、新しい営業課長に来て頂く事になりました。

最後に

私は今後も今の職場で働き続けると思いますが、転職を考えている方は早めに行動することをオススメします。

若ければ銀行を辞めて、公務員になったり、他にも年齢は関係なくしっかりと自分の行動や実績を認めてくれる企業はたくさんあります。

現に、私の周りでは「仕事が優秀な人材に限って」本当にたくさん辞めていきました。みな、その職場に満足できず、もっと自分自身を認めてほしい、待遇を手厚くしてほしい等、熱い思いを持っていた人間ばかりでした。

いくらでも人材は補充できるとはいえ銀行にとっては大きな痛手だったと思います。こんな銀行に将来性はあるのかなと不安にもなります。

現在転職を考えている方は、決して銀行員としての経験は無駄にはなりません。元銀行員というだけで、色々な所で重宝されます。自信を持って、転職活動をされてはいかがかなと思います。

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