就職活動を頑張って内定を貰った時は嬉しかったけれど、実際に入社してみたら思っていたのと全然違ったなんてことはありませんか?
銀行の窓口は15時に閉まりますし、早く帰れて給料も高い良い仕事だと思っていたけれど全然違った思った方もいるはず。
先輩やネットで調べて大変さはある程度は覚悟していたけれど、予想以上にきつくて辞めたくなるってこともあると思います。
特に今の時代は銀行員は大変です!就職して1年目から様々な資格を取得する必要がありますし、それと並行して日々の業務も覚える必要があります。
ですので、3年以内に辞めて転職していく人も多いです。今回は地方銀行からアパレル業界に転職した女性にアンケートに協力してもらいました。
金融業界からアパレルに行くのは珍しいので、興味がある方は是非参考にしてもらえればと思います。
地方銀行を辞めて転職したいと思った理由は2つ
私は4年生大学を卒業後地元の地方銀行に入行しました。エリア内での転勤があるエリア職で預金事務としてテラー・出納事務・後方事務を経験しました。
2年半ほど勤務しアパレルメーカーに転職しました。銀行員時代は転勤することなく1支店でしか働いていません。アパレルメーカーで働き始めて3年になります。
資格資格の勉強で休日が勉強でつぶれるから
私が転職を考えた理由は2つあります。1つ目は資格試験が多く、毎月何らかの試験を受けなければならなくて休日も勉強でつぶれることが多かったからです。私は入行1年目で5つの資格を取得しました。
- 生命保険一般過程
- 生命保険専門課程
- 変額保険販売資格
- 損害保険募集人資格
- 特別証券外務員2種
これ以外にも銀行内の試験や資格もありましたので、1年目の休日は同期入行した友人と一緒に勉強ばかりしていました。
2年目になって勉強量は減りましたが、銀行内の試験や資格はありますし休日に勉強する必要があります。
私が勉強しているときに大学時代の友人は遊んでいました。それを見ていてもっと自由に週末を過ごしたいと思っいました。
金融商品のノルマが課されるようになったため
2つ目は日銀のマイナス金利政策の影響により預金部の営業成績の評価が大きく変わったことです。
以前であれば大口の定期預金を獲得すればある程度評価されていたのですが、定期預金の獲得が評価されなくなってからは保険や投資信託などの金融商品の販売実績しか評価されなくなりました。
私が働いていた支店は地方都市で高齢のお客様が多かったのでリスク商品を提案することはかなり抵抗があり、販売することができませんでした。
収益本位な提案をすることで今までの信用を損なってしまうように思いました。窓口で売れない分営業時間が終わって定時を過ぎたあとも電話セールスのノルマを課されることになって辛かったです。
電話セールスのアタッチリストも結局のところ高齢者が多かったので販売につながることは少なかったと記憶しています。
銀行で働いているとほかの銀行や信金の組合の活動やボーナスの支給状況を新聞のようなもので知ることができたのですが、ボーナスの比準も同業に比べると少なかったので転職を考えるようになりました。
マイナビ転職を利用してアパレル業界へ転職
私は転職活動の際にマイナビ転職、リクナビ転職、DODAを利用しました。マイナビ転職の検索で見つけた企業に自分で応募し1社目で内定を頂けました。
ですの転職エージェントをあまり利用することはなかったのですが、DODAは登録後すぐに電話をしてくれました。担当の方も丁寧で今後の方針についてお話しできて良かったと思いました。
リクナビ転職はスカウト機能があって同じ金融系の企業のオファーが結構届きました。その中で少し気になった仕事があったので転職エージェントの方とお話しましたが、金融出身者が多く、金融に強い転職エージェントだったようで同業に転職する際の話を詳しく聞けました。
転職サイトを利用したのが初めてでしたので、転職エージェントの方とお話するまでは転職活動も新卒の就職活動と同じように自分で全てやらなければならないと思っていました。
しかし実際は転職エージェントの方が仲介してくれたりかなり力になってくれることが分かったのでもっと早くに気づきたかったと思いました。
地方銀行からアパレル業界に転職して良かったこと悪かったこと
私が転職した先は外資系のアパレルメーカーです。もともと接客とファッションが好きだったので仕事は楽しく転職して良かったと思いました。
転職して良かったこと
転職して良かったことは給与水準も賞与水準も上がったこと、インセンティブの制度により仕事へのやる気が上がったことです。
また、金融のノルマに比べると販売のノルマはそこまで厳しいと感じなかったです。福利厚生も整っていて社割で買い物ができてうれしかったです。
転職して悪かったこと
悪かったことは想像以上に上下関係が厳しい女社会だったことです。銀行の預金部も狭い女社会で慣れているから大丈夫だろうと思っていましたが想像以上でした。
また、私は異業種からでしたが同業からの転職の方も多いのに転職組と新卒組で軋轢が生じているように思いました。
もともと女性が多い職場だから育休・産休への理解が大きい会社だと思っていたのですが、制度は整っていても実際はそうでもなくて、周りに育休明けで働く先輩社員の方がいたのですが仕事と家庭との両立はかなり大変そうでした。
退職されている方もいて子供が生まれたとしたら続けるのは大変そうだと思いました。接客業は体力勝負なところもあるので年をとってくると体力的に厳しくなってくることもありそうです。
そういった面では体力がそれほど必要ない地方銀行の方が将来的に長く続けることができるのかなと思いました。
自分が好きな業界で働くことができ満足している
地方銀行からアパレル業界に転職してメリットデメリットがありますが、私は転職してよかったと思います。
3年という一般的には短い期間の勤務で転職してしましましたが、若いうちに転職したおかげで体力がありますので、職場でバリバリ働くことができています。
給料も上がりましたし、頑張って販売した分インセンティブがあるので仕事に対するモチベーションも以前よりあります。
何より、リスクの金融商品を高齢者に販売しなくていいというのが良いです。以前は騙して販売しているんじゃないかという負い目がありましたが、今の職場ではそういったことは全くありません。
私は転職して良かったと思いますが、友人は転職した職場で人間関係が上手くいかず再転職を考えているようです。
転職をする時は自分に何が向いているのかしっかりと考えてからするようにして下さい。転職活動が上手くいくことを応援しています。
コメント