「銀行を辞めたら後悔するのかな?」
そんな不安を抱えながら、毎日の業務に追われていませんか?
特に結婚や出産を機に働き方を見直したいと考える主婦の方にとって、安定した銀行員という職業を手放すことは大きな決断です。
実際に銀行を退職した主婦たちの本音を聞くと、意外にも「辞めて良かった」という声が多いのが現実。
収入面での不安はあるものの、それ以上に得られたものの大きさに驚かされます。今回は地方銀行を退職した29歳女性の事例を紹介させていただきます。
銀行を辞めた主婦・その後のリアル

私が実際に銀行を退職して困ったことは何もありませんでした!逆にストレスフリーで最高というのが本音です。
収入は銀行を辞めて市役所の臨時職員になり22万円→13万円(▲9万円) と手取りは大幅に減りました。
ただ、以前から毎月のやり繰りは旦那の収入内で行っていたので、変わったことは毎月の貯蓄額が減ったくらいです。
退職後にやったことは固定費等は見直しを行うくらいです。
固定費の圧縮
ただ、固定費は削減するように保険等は見直しました。地方銀行で働いていると、銀行の提携先の保険などに入らないといけなかったので、それらを変更しました。
- スマホ等の通信費の見直しで月3,000円削減
- 保険の見直しと不要な特約を外し4,000円節約
保険は銀行員時代の知識を活かして、本当に必要な保障だけを残すようにしました。
食費についても大幅な改善を図りました。銀行員時代は忙しすぎて外食やお惣菜に頼りがちでしたが、時間に余裕ができたことで手作りの食事を楽しめるようになったのです。
週末にまとめて作り置きをしたり、冷凍食品を上手に活用したりすることで、月の食費を4万円から2万5千円に抑えることができました。
意外な節約効果
銀行を辞めたことで、思わぬ節約効果も生まれています。
まず、職場での付き合いにかかる費用も大幅に削減できました。歓送迎会や飲み会、同僚との飲食代といった出費が減りました。
月平均で8,000円程度かかっていましたが、これらが全て不要になったのです。
仕事用の服装にかかる費用も見直しました。銀行員時代は季節ごとにスーツやブラウスを購入していましたが、在宅ワーク中心の生活になってからは、カジュアルな服装で過ごせるようになり、被服費も大幅に削減できています。
副業でプラスαの収入を
銀行で勤務していた時は副業禁止でしたが、今は問題ないので在宅でできる副業をしています。副業の収入は月によって異なりますがだいたい3~5万円くらいです。
オンライン事務代行
企業の事務作業をオンラインで代行する業務も、銀行員の経験が重宝される分野です。正確性が求められる数字の処理や、丁寧な文書作成スキルが高く評価されます。
具体的な業務内容は多岐にわたります:
- 売上データの入力・集計
- 請求書や見積書の作成
- 顧客情報の管理・更新
- 会計ソフトへのデータ入力
- メール対応や電話対応
時給は1,000円〜1,600円程度で、慣れてくれば効率よく作業できるようになります。複数の企業から依頼を受けることで、月10万円以上の収入も十分可能です。
金融系ライティング・コンテンツ制作
銀行員としての専門知識を活かして、金融関係の記事執筆などを行っています。クラウドソーシングサイトでは、金融関係の案件が豊富にあり、専門知識を持つライターは重宝されています。
投資信託の解説記事や、住宅ローンの比較記事、保険の選び方に関するコンテンツなど、一般の方にも分かりやすく説明する技術が求められます。銀行員時代にお客様への説明で培ったスキルが、そのまま活かせる分野です。
文字単価は1円〜3円程度で、慣れてくれば時給2,000円以上も可能です。自分の得意分野を活かして、やりがいのある仕事ができるのも魅力の一つです。
結果、銀行員時代より毎月の収入は9万円減りましたが、固定費の削減と副業の収入で実質マイナス3万円くらいにできています。
なにより、仕事でのストレスゼロ&育児時間がしっかりと取れるのでプラスであることの方が多いと感じています。
銀行を辞めた後に選ばれている在宅ワーク2選
地方銀行を退職したが後悔していない理由

地方銀行を退職して、後悔はしていません。何故なら以前より気持ちにも時間にもゆとりが出来たからです。
現在は市役所の臨時職員として働いています。仕事内容は簡単な事務作業で残業なし、土日祝日完全休みです。給料は手取りで13万円。銀行員の時から9万円ダウンしました。
しかし、先述した通り私の給料は全額貯蓄にまわしていたので、貯蓄のスピードが落ちただけで、生活に影響はありません。
家に帰って仕事の事を考えなくて良いのがこんなに楽だとは思いませんでした。いかに仕事中心の生活だったか、今になって分かります。ノルマや時間、精神的に追い込まれる事も無くなりストレスフリーです。
その為か、銀行を辞めて1ヶ月後、念願の子供を授かる事が出来ました。今までの貯蓄がある為、出産後はしばらく専業主婦になる予定です。
地方銀行への就職を検討している方へ
地域の人や会社を支える地方銀行は、個人渉外係に限らずやりがいのある仕事が多いです。研修制度も充実している為、社会人に必要なスキルを身に付けることも出来ます。
ある程度長く勤める事が出来れば、他業種への転職も難しくありません。
しかし、銀行に入行してから退職するまでは立ち止まる時間がありません。ノルマを達成しても、またすぐに更に高いノルマが待っています。
常に時間と数字に追われる生活で、息切れしてもノンストップで走り続けなくてはならないのです。
その覚悟を持たずに入行すると「こんなはずでは無かった」と後悔する事になりますので、就職を検討している方はくれぐれもご注意ください。
よくある質問(FAQ)
- 銀行を辞めた主婦は本当に後悔していないのですか?
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多くの主婦が「辞めて良かった」と感じているのが現実です。確かに収入面での不安はありますが、家族との時間や健康面での改善、ストレス軽減などのメリットが大きく、総合的に見ると満足度が高いケースが多いです。ただし、事前の準備と計画的な家計管理が重要になります。
- 銀行を辞めたら年収はどれくらい下がる?
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銀行員(年収 400 万円)→市役所臨時職員(年収 260 万円)で ▲140 万円。ただし在宅ワーク+月6万円=年 72 万円を補填し、実質 ▲68 万円 に抑えられています。
- 扶養内で働ける在宅ワークはある?
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オンライン事務代行やクラウドソーシングは月収 5〜8 万円の案件も豊富。103 万円・130 万円ラインを超えない範囲で調整しやすいです。
- 主婦が銀行を辞めるタイミングはいつが良いですか?
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家計の見直しが完了し、在宅ワークの目処が立ってからがベストです。また、ボーナス支給後や退職金の条件も考慮しましょう。お子様がいる場合は、入学や進学のタイミングも重要な要素です。何より、家族の理解と協力が得られてから決断することが大切です。
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