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地方銀行で実際にあったパワハラの事例とその対処法を紹介!

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最近では身体的攻撃をするようなパワハラは少なくなりましたが、精神的なパワハラというのは依然として行われています。

精神的なパワハラというのは本人がパワハラだと気づいていないこともあるのでやっかいです。

また、精神的なパワハラというのは明確な基準を設定することも難しいですし、人によって受け取り方も異なります。

ただ、受け取り手が不快に感じるようであればパワハラである可能性があります。パワハラは今や社会問題として定着しており、会社側に訴えることで解決されるケースも増えています。

今回は地方銀行で実際にあったパワハラの事例を紹介させていただきます。パワハラに対しての対処法についても紹介していただいていますので、現状パワハラで悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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目次

地方銀行でのパワハラ事例を紹介

一昔前よりはパワハラは減ってはきてはいるようですが、地方銀行のように年功序列な会社では依然としてパワハラが横行しているところはあるようです。

支店長から受けたパワハラの内容と対処法

私は12年間地方銀行に勤務していました。今は転職して、別の業界で働いています。銀行員時代には複数支店に配属されて渉外業務、融資業務を経験しました。

大半の上司はみなさんとても優しく、パワハラやセクハラを受けた経験はほとんどありません。声をあげやすい環境であったこと、助けを求めたらすぐに対応してくれたことはとても感謝しています。

支店長から飲み会の席でパワハラ

飲み会で支店長からのパワハラがありました。飲み会の参加者は支店長、次長、若手行員6名ほどです。普段から支店長は酒癖が悪く、酔うと部下に対して延々と悪態をつく人です。

業務に関係あることもないことも大きな声で叱責・非難する人でした。その内容も、まだ業務内容に関することなら自分のやり方が甘かったのだなと反省することもあります。

ただ、「お前の性格が嫌いだ」「お前はいつも何もしていない」「お前はいなくてもいい。(帰ろうとすると)逃げるのか?」「お前が辞めても俺は構わない」など、言葉でのパワハラが本当に酷いです。

このパワハラは特定の人物に行われるというわけではなく、その日の飲み会での近くに座った行員や、全員に対して自分が気に入らないと思ったことをずっと言い続けると言うものです。

誰かが支店長をなだめても、今度はその人に悪態をつくので飲み会はずっと暗い空気です。緊張感の続く空気に若手行員に中では泣き出す女の子もいて、本当に逃げ場が無く、パワハラが終わる時間は支店長の気分次第なので辛いです。

次長も参加していますが、支店長とは仲が良いせいか、支店長のパワハラを止めるわけではなくただ頷いているだけで全く止めに入りません。

支店長からのパワハラに対して行った対策

まず、その日の飲み会には別の支店から1人の男性行員が参加していました。初対面にも関わらず支店長は彼にも「最初からお前は嫌いだと思った」「お前は何ができるんだ?」と言っていました。

彼は冷静にその場を収めようとしましたが、結局、支店長は悪態をついたまま帰宅しました。以前から他の支店でも支店長の悪酔いは有名だったので「本当に酷いんだね」と納得していました。

彼は人事部長と同じ支店で働いたことがあり仲が良かったので相談してみると話してくれました。実際、翌日には相談と対処をお願いしてくれたようです。

私自身も人事部にいる別の行員と仲が良く、翌日すぐにメールをして飲み会での起こったことと、人事部長にも話が通っていること、泣き出す行員がいたことなどを伝えて助けを求めました。

翌々日には人事部長が直接支店へと来てくれて、支店長と直接面談と注意をしてくれました。若い頃から悪酔いで問題になったことがあるため、直接の指導が重要と考えられたようです。

その日の終わりには、支店長から直接謝罪がありました。人事部から聞いた話では人事部長との会話の中で、支店長は飲み会への参加は控えることやコミュニケーションの改善を求められたとのことです。

支店長代理から受けたパワハラの内容と対処法

関西の私学の四年制大学を2002年3月に卒業後、4月に田舎の地方銀行へ入行しました。当時は就職氷河期と言われた世代であり、その就職活動は今までに味わったことのない挫折の連続でした。

学生時代は、学生気分のままにこれといった資格やビジネスに係る勉強は一切しておりませんでした。

在職期間は、3年7ヶ月と短かったですが現在地から振り返ると地方銀行での経験も自分のビジネスに対する基本を教えてくれたと思い感謝しています。

預金役席からのパワハラ

私が入行した地方銀行は14日の研修を経て、支店への配属になるという流れでした。配属先の支店が決まった瞬間に新人キラーと言われる支店長代理がいると周りから告げられた時からパワハラの始まりでした。

まず、9時始業の8時30分出勤にも関わらず他の先輩や支店長代理より遅いと言われ同僚のいる前で暴言を吐かれました

銀行業務では私が窓口業務をしていましたので100万円以上の現金出金がある場合には出納担当者が不在時は支店長代理が出出金処理をしてその現金を再度私が札勘定しますが100万円ではなく1枚わざと抜かれて99万円しかありませんでした。

また、銀行の窓口業務は15時で終了し店頭のシャッターは閉まりますが、そこからの支店長代理主導の終礼が始まります。

ある日の終礼に枯れた花が置いてありました。終礼開始直後に、私以外の同僚にこれはどのようなことを言いたいのかわかるかなという感じで支店長代理が問いただしていました。

的を得た答えが得られなかったので支店長代理が説明し始めるとその枯れた花は私でした。いくら仕事をやらしても怒っても成長できずに枯れた花みたいにだと揶揄されました。

その後、まともな入行試験を受けずして縁故で入行したとか親の顔が見てみたいとか出来損ないの失敗作とまで言われました。このようなことが異動まで約1年2ヶ月続きました。唯一の救いが暴力はありませんでした。

支店長代理からのパワハラに対して行った対策

出勤時間に関しては、先輩よりも支店長代理よりも先に出勤することはせず言われてもスタンスを変えずに貫き通しました。

それは、始業開始前の30分前に出勤していることや仮に言われるがままに早く出勤しようものなら面白がってさらに支店長代理が早く来ることが百も承知だったからです。

また、札勘定については常に疑いながらも自分が間違いなく確実に自信と責任を持って数えることでプロ意識が芽生えしっかりと正しいならば意見を言えるようになりました。

終礼での枯れた花扱いされたことに関しては、最初は委縮して何に対しても何かすれば枯れた花扱いされると思い込んでいました。

しかし、毎日のように言われると腹も立ちますし仕事をしっかりさえすれば理不尽な物言いをする上司に太刀打ちできるはずだと信じて間違っていることは間違っていると言い返しました。

また、はったりでも自信を持って正々堂々と立ち向かうことも忘れませんでした。そうすることで支店長代理も少しは大人しくなりました。

ただ、何を言っても権限でこちらの正当な主張をねじ伏せてくるときは支店長代理に対して私がどうすればあなたの納得いくような形になるのか是非はっきりと示して下さいと注文をつけました。

もちろん、月日とともに私自身が仕事でのスキルを身につけたことで周りの同僚からの信頼も得たことからパワハラは続いたままでしたが異動まで退職することなく向き合ったので自分では誇りに思います。

最後に

地方銀行は未だに古い企業体質が存在しているところも多く、パワハラが横行しているなんて話もよく聞きます。

パワハラをされ続けて精神的に病んでしまうなんてことが無いよう気をつけてくださいね。

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