「新卒で銀行に入社したけれどもう辞めたい!」
「毎月の給料は少ないのにこんなに忙しいなんて割に合わない」
そう思っている人はめちゃくちゃ多いです。私も入社してすぐに就職活動をやり直したいと思いました。
想像と違ったからと言って銀行を辞めることは簡単ですが、心配なのは転職に成功することができるかですよね。
結論から言うと、銀行を1年目で辞めても問題なく転職できます。
銀行に就職したものの転職をしようか悩んでいるという方の参考になればと思います。
銀行員が1年目で辞めたくなる理由
銀行に入社したものの辞めたいと思う理由は人によって異なりますが、多くの人に共通するのは以下の5点です。
覚えることが多い
銀行の業務はお金を取り扱う仕事ですので正確性が求められます。各業務についてのマニュアルが膨大にあり、新入社員はそれを覚えないといけません。
新人社員にとってはこれが大変です。わからないことばかりの中で覚えないといけないからです。
気軽に先輩社員に質問ができる職場であればなんとかなりますが、そうでなければ自分で疑問点を解決しなといけません。
仕事を先輩や上司から振られたものの、わからなくて質問すると怒られたり注意されるなんてことに耐えられないなんてケースは多いです。
休日は資格の勉強をしないといけない
銀行員になって1年目は多くの資格を取得させられます。銀行員の仕事には専門性と責任が求められますので他の業界と比較して勉強をする機会は多いです。
特に1年目は勉強まみれです。資格試験に落ちてしまうと上司から注意されますのでみんな必死で勉強します。
日々の仕事でさえ覚えることが多く大変なのに、休日も勉強をしなければならないのは肉体的にも精神的にもキツイです。
給料が低い
銀行は給料が高いと言われていますが、それは役職に就くことができ一定の年齢を越えた人だけです。
入社して1年目なんていうのは給料は低いのに仕事量は多くて大変です。バイト時代と給料が変わらないなんてこともあるようです。
キャリアプランとの不一致
銀行には様々な職種や部署があります。入社後にやりたい仕事があったかもしれませんが、自分の希望通りの部署に配属されるとは限りません。
そのため、自分の考えていたキャリアプランと現実とのギャップが生じることがあります。
人間関係が合わない
職場の人間関係が合わないなんてことも多いです。銀行に入社すると基本的には支店での勤務となり、毎日同じメンバーと仕事をすることになります。
支店内には様々な人がいますので、中には気の合わない先輩や同僚もいます。嫌な上司が直属の上司であった場合、運が悪かったとしか言いようがありません。
1年目で仕事を覚えることでさえ大変なのに、人間関係でも悩まされたら辞めたくもなります。
銀行を1年目で辞めても問題なく転職はできる!
辞めたいと思って親や友達に相談したけれど、銀行に就職したのにもったいないなんて言われたなんて人は多いです。
銀行員は給料が高いというイメージがありますし、世間体も良いのでもったいないと考える人は多いです。
ただ、そんな実情も知らない人の意見に惑わされる必要はありません。転職するのであれば早い方がいいです。逆に若いうちに転職をしないと転職できなくなってしまいます。
20代であれば将来性が評価される
入社して1年目であれば転職先は多くあります。大学を卒業して3年目くらいまでであれば第二新卒で採用されやすいです。
20代のうちであれば知識やスキルよりも将来性を評価してくれる企業が多いです。若いというのはそれだけで武器になります。
30~40代になると転職先の選択肢は少なくなってしまいますので、転職をしたいと考えたら後悔をしないためにも行動した方が良いでしょう。
3年間働かなくても転職はできる
社会に出たのであれば3年間は働かないと転職なんてできない!なんて言われたりしますが気にする必要はありません。
3年働いていたら第二新卒と呼ばれる転職に有利な時期を逃してしまいます。第二新卒を企業が積極的に行う理由は新卒よりも楽だと考えていることが理由の一つです。
銀行に1年勤めていたら社会人としてのマナーは身についていますので、転職にも有利に働きます。第二新卒や20代であれば異業種への転職も十分可能です。
転職を失敗しないための5つの方法を紹介!
銀行を1年目で辞めても問題なく転職はできますが、本気で転職を考えているようであれば以下の点に注意するようにしましょう。
転職先を決めてから退職する
転職先は決めてから退職するようにしましょう。仕事でのストレスで体調を崩してしまいそうなんて方は退職してからの転職活動をお勧めします。
しかし、そうでない場合は転職先をまず先に決めてしまいましょう。退職して失業保険をもらっている間に決めようとゴロゴロを過ごしてしまうと転職活動が長引いてしまいます。
最悪の場合、失業保険の受給期間が終わってからも就職先が決まらずフリーターになってしまうなんてことも。
そうならないためにも転職先を決めてから退職するようにしましょう。転職先は勤務先に伝えなくても大丈夫です。
期限を決めて転職活動をする
期限を決めて就職活動をするようにしましょう。期限を決めないとダラダラしてしまい、月日だけが過ぎ去ってしまいます。
明確な期限を決めずに転職活動を始めると、結局1年後も転職活動中なんてことも。
転職活動の目安は3カ月です。3か月間は転職活動に本気で取り組むと自分でしっかりと設定することが大切です。
転職の準備をしっかりとしておく
転職というのはタイミングが勝負です。良い転職案件というのはあっという間に枠が埋まってしまいます。
良い案件があったらすぐに動けるように準備をするようにしましょう。志望動機は当たり前ですが、退職理由もしっかりと考えておきましょう。
1年目で退職したいと思った理由は必ず聞かれます。ネガティブな印象を持たれないように考えておきましょう。
ただ、最近では銀行業務は大変だというイメージがテレビなどの影響によって世間に浸透していますので、きちんと説明したら伝わります。
求人情報を精査する
自分が志望する業種や職種について求人情報を精査し、条件や業務内容について確認をしておきましょう。
銀行に勤務したことで自分が働くうえで重要視することがわかったかと思います。人によってはお金かもしれませんし、休日の確保かもしれません。
そこを外してしまうと再転職なんてことになってしまいます。そうならないためにも自分が何を仕事をする上で重視するのか確認をしましょう。
転職エージェントや転職サイトを利用することで、自分に合った求人情報を収集することもできますよ。
スキルアップに努める
自分の希望する職種で必要なスキルや知識があるのであれば、転職前にスキルアップのための勉強や資格を取得しておきましょう。
事前に知識を入れておくことで入社後もスムーズに働き始めることができますし、新しい職場で即戦力となることができます。
最後に
銀行に入社して1年目で転職をしても全く問題ないということがわかっていただけたでしょうか?
入社3年目までは第二新卒枠で転職活動できますので、自分に合わないと感じたのであれば転職するのも一つの手です。
転職は年齢を重ねるほど難しくなりますし、異業種への転職は難しくなります。悩んでいる方は将来性を評価してくれる20代のうちに転職をすることをおすすめします。
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