銀行員と聞くと高収入というイメージがある方がほとんどで、年収1,000万円以上稼いでいるんでしょ?なんてよく聞かれました。
確かに銀行員の年収は平均年収よりも高く、30代で1,000万円以上稼ぐ人もいます。
ただ、一言で銀行員と言っても勤め先がメガバンクなのか地方銀行、信用金庫なのかによって収入は全然違ってきます。
今回は銀行員の年収事情について紹介させていただきます。銀行員になりたいと考えている方の参考になればと思います。
銀行員で順調に昇進していけば30代で年収1,000万円は稼げる
昔ほどの人気はありませんが、依然として学生からの人気が高い銀行ですが平均年収はいくらくらいなのでしょうか?
メガバンクの平均年収
銀行名 | 年収 |
三井住友銀行 | 842万円 |
三菱UFJ銀行 | 773万円 |
みずほ銀行 | 729万円 |
メガバンク3行の平均年収は上記の通りです。平均年収意外と低くない?と思われた方がいるかもしれません。
この数値には総合職だけでなく一般職、エリア職、出向の方など様々な要素が含まれていますのであまりあてにはなりません。
総合職の全国転勤ありの方に限定した場合、30歳で年収700~900万円程度稼ぐことができます。
その後、順調に役職に就くことができると年収1,000万円を超える感じです。早ければ30代前半で稼げます。
地方銀行の平均年収
銀行名 | 年収 |
横浜銀行 | 790万円 |
千葉銀行 | 740万円 |
静岡銀行 | 735万円 |
地方銀行は全国に62行ありますし、第二地銀は37行あります。地方銀行の平均年収は607万円と言われていますが、銀行によって年収は全然違います。
一般的に都市部の地方銀行の方が年収は高く、第二地銀よりも第一地銀の方が年収は高くなります。
それでも日本の平均年収440万円よりは150万円程度高いので、就職先が限られる地方の方にとって良い就職先であることは間違いないです。
地方銀行の場合、年収1,000万円を超えるのは40歳くらいと言われています。支店長や支店長代理という役職に就くことができればです。
役職に就くことができず昇進できない人は年収600万円程度で頭打ちになります。
信用金庫の平均年収
信用金庫は全国に254庫あります。そのため、地方銀行以上に年収は様々です。信用金庫は上場企業ではなく従業員の給与を公開していません。
そのため、口コミを参考に平均年収を算出するしかありません。口コミによると、信用金庫の平均年収は400~600万円前後に集中しています。
信用金庫も都市部の方が年収が高く、地方の方が年収は低い傾向にあります。
信用金庫の場合、年収1,000万円を超えるのは40代後半くらいと言われています。支店長以上のポジションに就くことができ、大きな支店で勤務していればです。
銀行員でも年収1,000万円を維持し続けるのは大変
年収1,000万円をできるだけ若いうちに稼ぎたいという人は同じ銀行でもメガバンクに就職することをお勧めします。
入行してすぐは年収350万円程度しか稼ぐことができませんが、7~9年間頑張って働けば1,000万円も夢ではありません。
ただ、メガバンクで年収1,000万円以上を定年まで維持し続けるのは意外と大変なんです。
銀行員は出向によって年収が下がる
その理由はメガバンクには出向という制度があり、50歳を超えたあたりから銀行からお声がかかり始めます。
最近では45歳くらいから出向の声がかかる銀行もあるそうです。出向となると実質年収が半減するケースも少なくありません。
メガバンクでは40代の年収がピークとされており、それ以降は一部の人のみ昇進していき、それ以外の人はふるい落とされていきます。
定年まで銀行員として働き続けることができるのは一握りです。
逆に地方銀行や信用金庫は定年まで働き続けることができるケースが多いです。ただ、入行した銀行が定年まで存在するかどうかはわかりません。
最近では地方銀行や信用金庫の再編が進んでいますので、入行した銀行が吸収されてなくなってしまったなんてケースも増えています。
どちらを選ぶかは個人の選択ですが、若いうちからしっかり稼ぎたいと思うのであればメガバンクへの就職をお勧めします。
最後に
今回は銀行員になると年収1,000万円以上稼ぐことができるのかどうかについて紹介させていただきました。
メガバンクであれば30代で、地方銀行であれば順調に昇進できれば40代で年収1,000万円以上稼ぐことができます。
オワコンなんて言われている銀行ですが、依然として給与水準は高いので就職先としてはオススメです。
ただ、この状況がいつまで続くのかはわかりません。AIの台頭によって仕事がなくなるなんて言われていますからね。
しかし、それはどの業界でも同じことで、生産性のない仕事はなくなるということです。
どんな状況になっても生き残ることができるように、今のうちから勉強する習慣をつけておくことをお勧めします。
勉強し続けることができる人はどの業界に行っても成功することができますよ。
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