地方銀行での業務は各支店で行います。地方銀行の各支店の人員は多くて20人程度です。ですので、狭い人間関係の中で日々の業務を行います。
同期は何十人もいるとは思いますが、同じ支店で働くなんてことはほとんどなく、年齢が異なる同僚と働くことになります。
仮に同僚との人間関係が良好であれば辛い仕事も頑張れるかもしれませんが、人間関係が悪い職場ではストレスが溜まり体調を崩してしまうなんてケースも考えられます。
実際に職場環境が悪くて体調を崩して退職したり、異動となることも少なくありません。この記事では地方銀行ならではの人間関係のトラブルや大変さについてお話します。
地方銀行の支店での人間関係が辛い!こんなストレスが待っている!
支店で働いていると自分とは合わない人が一人や二人はいるものです。営業で外回りをしている行員であれば外にいる間は解放されるかもしれません。
しかし、支店内でずっと働いている行員はずっと一緒に働かなくてはいけません。嫌な同僚でも話しかけて業務をしないといけない場合も多いのでストレスが溜まってしまいます。
支店長と合わないと辛い
支店の雰囲気というのは支店長によって大きく変わります。支店長がいつも怒鳴っているような支店の場合、職場の雰囲気はいつもピリピリしています。
支店長によって本当に支店の雰囲気や方針は変わりますので、どの支店長に当たるかで職場の働きやすさは大きく変わります。
実際に支店で働いていて人間関係で苦労したことや、周囲の様子から具体的な例をあげていきます。
支店長より早く帰ることはできない
支店で働いていて基本的に一番早く帰るのは支店長です。支店長が早く帰らないと他の行員は帰れない雰囲気がありました。
特に営業成績が悪いような支店の場合、ノルマを達成できないのに帰るのは早いんだななんて嫌味を言われたケースもあるようです。
そこまで露骨な嫌味を言われることは少ないかもしれませんが、上司より早く帰れない雰囲気が地方銀行の職場ではあるようです。
支店長の方針によって業務内容が変わる
地方銀行は地元の方々との付き合いが重要です。地元の行事やイベントなどに積極的に参加することで銀行の知名度も上がり、顧客が増える場合もあるからです。
ただ、近年では地元の行事やイベントに出席する機会は減少しています。参加しても銀行の利益に繋がらないことが多くなっているからです。
しかし、支店長によって考えは様々で、参加するようになったり参加しないようになったりします。
支店長に目を付けられると辛い
ボーナスや昇格、昇給の査定は支店長が行います。そのため、支店長に目を付けられてきらわれてしまうと昇給や昇格が難しくなります。
悪い噂を人事部などに流されてしまうと出世コースから外れてしまい、県外の田舎の支店に飛ばされるなんてことも考えられます。
地方銀行の支店の同僚以外との人間関係でストレスを感じる部分
支店の同僚との人間関係は良好だとしても、顧客に悩まされるなんてケースも多いです。大口顧客に無理難題を言われて困るなんてケースもあるようです。
取引先との人間関係
取引先によっては担当者が若い行員になると不満を持つ場合があります。自分の会社が軽く扱われていると思うようです。
取引先の対応も冷たくなり、今までの取引を中止させられてしまったなんてケースもあるそうです。
若いというだけで取引先との関係が悪くなり、日々悩み、対応に追われることは珍しくありません。
また、融資先によっては銀行員へのあたりがキツイ方もいます。それでも取引先なので訪問しないといけない辛さもあります。
地域の方とのやり取り
銀行の窓口にやって来るのは固定客が多く、決まった時間に決まった取引をしていくお客様がほとんどです。
そのため、その方々と上手くコミュニケーションを図ることができないと銀行の窓口業務は務まりません。
そういった方との日々の会話の中でニーズを引き出したり預金や金融商品の販売をしていく必要があるからです。
関係が上手くいっている時はいいですが、上手くいかなくなと定期的に来るお客様ですのでどう対応していいのかわからず悩んでしまうケースもあるようです。
また、人の噂というのはすぐに広まります。悪い噂がたってしまい、職場に居づらくなったなんてことも。
最後に
地方銀行は支店単位での業務になり、狭い人間関係の中で働く必要があります。そのため、自分と合わない同僚がいたとしてもどうしようもありません。
どちらかが転勤するまで一緒に働き続ける必要があります。相手が平社員なら大した問題ではありませんが、支店長と合わないとなると今後の昇進や昇格、ボーナスの査定にまで大きく関係します。
人間関係の悩みというのはどの職場でもある問題です。どんな場合も自分で解決できないようであれば一度誰かに相談してみるようにしましょう。
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